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2009 Formula NIPPON 第8戦 スポーツランドSUGO

今シーズン最終戦が開催されたスポーツランド菅生は小暮が最も得意とするサーキット。シリーズチャンピオンは決定したが、シリーズランキング2位を狙う小暮は万全を期してレースに臨むのみ。

すっかり秋らしくなった晴天の中行われたノックアウト方式による公式予選。フリー走行からマシンのフィーリングが良く、自信を持って挑んだQ1は中古タイヤのみのアタックを行った。結果2番手で、ニュータイヤを使わずして、幸先の良い結果となった。Q2ではマシンセッティングをコース状況に合わせアジャストし、計測1周目でタイムを出す予定でアタックをしたが、タイヤが温まり切らずにそのまま2周目も続けてアタック。菅生全カテゴリーのコースレコード(1分6秒514)更新となる1分6秒332を叩き出し、トップで通過した。しかし続くQ3では、タイムが安定せずQ2のタイムを更新することも叶わず、2番手という悔しい結果で今年最後の予選を終えた。

朝から曇り空がつづく決勝日。スタート直前には霧雨が降り始めたが路面はドライコンディションだったためスリックタイヤでのスタートとなった。2番手スタートの小暮は、抜群のスタートを決めホールショットを奪い、そのままオープニングラップを終えた。ペースも良く、あとは自分の走りをすれば勝てると信じて周回を重ねていたが、次第に雨が強まっていき、13周目に先陣を切ってピットインを行いレインタイヤに交換する。しかし思ったほど雨は強まることなく、順位を挽回することができないままリアタイヤのグリップダウンに苦しみながら走行を続けていたのだが、19周目に早くも2回目のピットインを行い、スリックタイヤに戻して追い上げることにした。すると今度は少し雨量が増え始め、路面がウエットへ変化していき、スリックタイヤを履く小暮は厳しいドライビングを強いられてしまう。結局、再びレインタイヤに交換することになってしまい、雨に振りまわされるかたちで計3回のピットインを行い周回遅れの10位でチェッカーを受けレースを終えた。

小暮卓史のコメント

まず、今まででこれほど悔しい予選はなかったと思います。Q3まで順調だった流れの中で、ポールポジションをとれなかったのは、自らの責任です。レースでは、これほどまでもタイミングが合わなかったのは初めてで、歯がゆさが残る結果となってしまいました。今後を考えるといい勉強にはなりましたが、結果が求められる立場にいる以上、同じことがないようにしたいと思います。 今シーズンは本当に悔しいレースが多かったですが、来年は毎戦完全燃焼をし、いいレースができるよう頑張ります。1年間、フォーミュラ・ニッポンへの応援をありがとうございました。