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2010 Formula NIPPON 第4戦 ツインリンクもてぎ

早くも今シーズン2回目の開催となるツインリンクもてぎでのフォーミュラ・ニッポン第4戦。開幕戦を優勝という最高のかたちで終えることができたものの第2戦では6位、第3戦では5位と小暮自身思うような結果が出せず、得意なもてぎで何とか2勝目を成し遂げたいところ。シリーズポイントランキングも3位と好位置にはつけているものの、折り返し地点となるここが正念場になることは間違いない。

土曜日の公式予選は朝から太陽が照りつけ気温は35℃を超える灼熱のもと行なわれた。今回もノックダウン方式で行なわれ、全15台のマシン中、セッション1で12台、セッション2で上位8台となり、最終セッションとなるセッション3で最終グリッドが確定する。Q1で思いもかけない苦戦を強いられ6位となった小暮は、イメージした走りとはかけ離れた状態であったため、Q2では朝のフリー走行で実績のあるセッティングに変更。
その結果、トップタイムでQ3に進出する。迎えたQ3でも細かいミスがあり完璧なアタックではなかったが見事1分35秒347の最速タイムを叩き出し、今季2度目のポールポジションを獲得した。

迎えた決勝日。前日に引き続き快晴に恵まれ気温34℃と厳しい状況下で、52周の決勝レースの火蓋が切られた。ポールポジションからスタートした小暮だったが、2番手のロイック選手に好スタートを決められ、2位で1コーナーを通過。トップを走るマシンにピッタリと張り付く格好で隙をうかがいながら落ち着いた走りで周回を重ねていく。序盤、ペースは良かったものの、15周を過ぎたあたりから次第にリアタイヤのグリップを失っていき、差を広げられてしまう。33周目にピットインし、タイヤ交換と約20秒の給油を行ない1台前に行かれ3位でコースに復帰。ここから小暮は追い上げ体制万全で、39周目から3周連続で自己ベストタイムを更新続け、前のマシンとの差を縮めていく。攻め続けて走行を重ねた結果、ついに50周目の90度コーナーでパッシングに成功し2位に浮上。残り3周で価値ある2位をもぎ取り、貴重な9ポイントを獲得した。これにより、シリーズポイントランキングもトップと1ポイント差の2位に浮上し、後半戦を迎えることとなった。

小暮卓史のコメント

完璧ではなかったものの2戦ぶりのポールポジションを獲得することができ、本当に嬉しかったです。ここ2戦、ちょっとしたことで歯車が噛み合わず結果が残せていなかったので、チームのみんなにとってもよい結果が残せたと思います。決勝レースで優勝できなかったことはとても悔しいですが、2位になれたことでタイトル争いでは1ポイント差まで詰め寄ることができているので、この傾いてきた流れをしっかり掴んで、残りのレースはすべてポールトゥウインを狙って挑みます。