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2012 Formula NIPPON 第3戦 オートポリス

早くも第3戦を迎えるフォーミュラ・ニッポン。
ここまでの2戦をノーポイントで終えている小暮は何としてもポイントを獲得し次に繋げるレースをしたいところ。小暮にとってオートポリスはポールポジションも優勝も経験している験がいいサーキット。真骨頂であるアグレッシブな走りで、中盤戦に向けて弾みをつけるべくすべてを出し切って今大会に臨む。

薄曇りのなかノックアウト方式で行なわれた公式予選。ノックアウト方式は、全17台のマシン中、Q1で13台、Q2で上位8台となり、最終セッションとなるQ3で最終グリッドが確定する。
今回もチャレンジした内容のセッティングを施したマシンだったが、走り始めから納得できる走りができないままフリー走行を終え、迎えたQ1。神経質なハンドリングに終始苦戦し10位、Q2へ進出となる。そのQ2でも症状を改善することができず10番手タイムを記録するのが精一杯。ここで予選を終えることとなった。
尚、予選終了後の再車検で車両規定違反のマシンがあり、順位を1つ上げてレースは9番グリッドからのスタートとなった。

絶好のレース日和となった決勝日。レース開始時刻の14時半には気温は23℃まで上昇、路面温度は50℃に達した。朝のフリー走行で予選中に悩まされたハンドリングバランスを改善するセッティングを見つけ、決勝にかなり期待の持てる感触を得ることができた小暮はスタートを難なく決め、追い上げを開始しポジションアップを狙っていく。ところがすぐ前を走るライバルたちがダンゴ状態の渋滞を作っていて、うまくいいポジションを確保することができず、我慢の周回を重ねていくことになる。そのため16周目に早めのピットイン、給油とタイヤ交換を行ないコースに復帰。残り38周で着々とペースを上げるべくプッシュしていくが、マシンが重い時のバランスが安定せずにまたも苦戦を強いられる。それでも前に喰らいついていく必死の走りを見せ、終盤には前のマシンに追いつくことはできたもののオーバーテイクすることは叶わず、10位でレースを終えた。

小暮卓史のコメント

今回も苦戦した内容のレースとなり不本意な結果となってしまいましたが、確実に前進していくしか解決方法はないと思っています。残っている選択肢は減ってきているし、逆にデータ量は増えています。自分としてもあらゆるセッティングに対して、マシンの新たな反応を引き出していく糧が増えていると感じています。そして、誰よりも速く走りたいという思いは自分の中でより強固なものになっています。
決勝日の朝のフリー走行で好感触を得たものの、それがレースで発揮されなかったのは残念なことでしたが、これまでとは違う新たな基本セッティングをやっと見つけられました。これをベースにセットを煮詰めていき、次戦は必ず納得のいく走りをしたいと思います。また、自分自身もより詰めた走りを追及し、日々チャレンジしていきます。
今大会もたくさんのご声援をありがとうございました。

※次回のレースは7月14日・15日の富士ラウンドです。
 ご声援宜しくお願いします。