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2009 SUPER GT 第6戦 鈴鹿サーキット

毎年恒例の夏の祭典である第6戦は今シーズンより走行距離が1000kmから700kmに短縮されたものの、シリーズ中最も長く、暑さとの過酷な戦いでもあり、シリーズタイトル争い真っ只中の小暮にとっては今後を左右する重要なレース。

GTでは今シーズン初となるノックダウン方式での予選。午前中のセッションでマシンの状態があまり良くなかったために、予選にかけて大きくセッティングを変更していた ROCKSTAR 童夢 NSX は、結果的にそれが功を奏したかたちとなりS1こそ12番手だったがさらにマシンをアジャストし、S2は6番手でS3に進出。道上選手がアタックしたS3も6番手で、翌日の700kmという長いレースに挑むことになる。

曇り空ではあったものの暑さが厳しい中、スタートが切られた決勝レース。1周目からポツポツと雨が降り始めたが、特に影響なく走行を続ける格好となる。スタートドライバーは道上選手。最初のスティントを安定して走ることに徹し、順調に周回を重ねていく。26周目に1回目のピットインで小暮にチェンジ。アウトラップで17号車に先行を許したが、こちらも安定したペースで走行していく。徐々にリアタイヤのグリップダウンが大きくなっていく中、安定したラップタイムを刻み、59周目、再び道上選手にバトンを渡す。85周目、他車のアクシデントによりセーフティーカーが導入され、3回目のピットインを行い最後のスティントを小暮が走り切ることとなる。再スタートが切られた91周終了時点で、5位。95周目には、日が暮れてきたためライトオンボードが提示され、ヘッドライトを点灯しての走行になる。まわりの景色が暗くなってきてからは、とにかく視界が悪い状態で神経を使いながらの走行となり、途中デグナーではマシンの半分がコースオフしヒヤッとする場面もあったが、4位を走行するマシンと激しいテール・トゥ・ノーズのバトルを繰り広げながら走行を続けていく。前を走るマシンがペナルティにより順位を下げたため109周目に4位へ浮上、そのままチェッカーを受けて暑く長い夏の祭典は8ポイント獲得でチャンピオンシップに望みを繋げて終えることとなった。

小暮卓史のコメント

今シーズン1番長い700kmのレースでしたが、シリーズを考えるととても良い結果だったと思います。しかし、マシン自体は満足いくように仕上げられなかったので、今後いかに速いマシンにしていくかが課題となりました。
暑い中、長時間のご声援をありがとうございました。