残りレースもあと3戦となったSUPER GTは、第7戦が富士スピードウェイで開催された。チャンピオンシップ争いにおいて小暮は、この時点でトップと8ポイント差の6位につけている。
ウエットコンディションの中で行われた公式予選。フリー走行で、マシンバランスがそれほど悪くはないがコントロールが難しい状態だったので、予選に向けてタイヤチョイスを含め大きくマシンセッティングを変更したROCKSTAR 童夢 NSXは、これによりタイムを上げることに成功、5番手でスーパーラップに進出する。雨は降っていないもののウエットのままの路面で、マシンのフィーリングも徐々に良くなり、かなり期待の持てるアタックラップだったが、セクター1、2を先にアタックし終えた3台よりタイムを縮めながら走行するも、Bコーナーのブレーキング時にスピンを喫し、7番手という結果で予選を終えた。
打って変わって快晴で迎えた決勝レース。前日とは全く違うコンディションの中、66周のスタートが切られることとなった。スタートドライバーは前回同様、道上選手。スタート直後の1コーナーでアクシデントに巻き込まれるかたちで他車に接触されてしまう。これによりダメージを負い、振動やハンドリングの悪化で思うようなラップタイムで走ることが出来なくなってしまった。11位を走行していた22周終了後、ピットインをして小暮に交代する。トラブルにより早いタイミングでのピットインになってしまったため、残りは44周。ダメージを負ったマシンのため格闘しながらの走行になり、必死で前車に喰らいついていくも、1台を抜くのがやっと。8位でフィニッシュを迎え、3ポイント獲得し、計43ポイントでランキング6位となった。
いつも以上にマシンと格闘した感じがするドライビングとなってしまいました。何ともストレスがたまるレースでしたが、このような状況でもポイントが獲れたことは大きいと思います。次回のオートポリスでは何としても優勝できるように頑張ります。応援ありがとうございました。