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2010 SUPER GT 開幕戦 鈴鹿サーキット

いよいよ2010年の開幕を迎えたSUPER GT。今季、小暮はウイダー ホンダ レーシングから参戦することとなり、マシンは昨年までのNSXからHSV-010 GTに一新、ロイック・デュ バル選手とともにチャンピオンを目指して戦うことになった。

土曜日の公式予選は晴天の中、ノックダウン方式で行われた。ノックダウン方式は全13台の出走マシン中、セッション1で上位10台が残り、セッション2で上位7台となり、セ ッション3にて最終グリッドが確定する。
セッション1では小暮がドライブ、セッション2ではロイック選手がドライブし、セッション3で再びドライブすることとなった小暮は、ここで使用したタイヤが明日のレース スタートタイヤになるために硬いタイヤでアタックしたにもかかわらず1分53秒182の最 速タイムを記録し、HSV-010 GTのデビューレースに見事ポールポジションを獲得した。

風が吹き荒れ黄砂が舞う決勝日。ポールポジションからスタートするウイダーHSV-010 GTのスタートドライバーは小暮。スタート直前に雨がパラパラ降り始める難しいコンディションの中、確実なスタートを切った。自分の走りに集中したいところだったが、マシンコントロールに気が抜けない状態で、オープニングラップの130Rでオーバーランを喫し順位を下げてしまう。コースの場所によっては雨が強くなって、あちらこちらでアクシデントが発生する状況になり、大きく順位が変動し小暮も3周終了後には12位まで後退する。タイヤが温まってきたら必ずチャンスが訪れると予想していた小暮は、ペースを上げながら前のマシンを追走する。雨脚が弱まり、完全にドライコンディションとなった11周目のホームストレート、9位を走行するEPSON HSV-010 GT、10位を走行するARTA HSV-010 GT、11位を走行する小暮のウイダーHSV-010 GTが3台横並び状態になり、そのままARTA HSV-010 GTとウイダーHSV-010 GTが激しくクラッシュしてそのままタイヤウォールにヒット。大きなダメージを受けそのままリタイアして開幕戦を終えた。

小暮卓史のコメント

予選はここまで多くのチャレンジをしてきた結果、ポールポジションを獲ることができ、HSV-010 GTのデビューレースで最速であることを証明できたので嬉しかったし、チーム・関係者の方々に心から感謝しています。
レースでは、とても残念な結果になってしまったことにショックを受けています。スタートしてすぐに順位を落としたものの、優勝が狙えると信じていたしファステストラップを記録するなど十分にチャンスがあったので本当に悔しいです。 次回の岡山のレースでは、その可能性を十分に発揮し優勝したいです。