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FUJI SPRINT CUP 2010 SUPER GT

今大会は100kmのスプリントレースで、GT300とGT500が別々に行われるだけでなく、通常のドライバー交代はなく個人戦となる。

■12日(金)
20分間で行なわれた公式予選。シリーズ戦では3度のポールポジションを獲得している小暮だが、この日は感覚が掴めないまま12番手。集中力を欠いた予選となってしまった。

■14日(日)
曇り空の中、開始された決勝レース。12番グリッドから絶好のスタートを決めた小暮は4位に浮上。初めてのGTでのスタンディングスタートは大成功。前のマシンのエンジンストールや1コーナーでの混乱を回避する時はヒヤリとしたものの順位を大幅に上げた。3周目には1台をオーバーテイク、さらにポジションアップ。ますます勢いに乗る小暮は2位との差を徐々に詰めていくが、後方からも1台が迫ってくる状況で4周目にはそのマシンに並ばれる。しかし、互角のペースでバトルを繰り返し、ポジションを守り切る。順調に周回を重ねていき、1コーナーで前のマシンをパスすることに成功するものの、18周目にはパッシングを許し順位を1つ落としてしまう。ファイナルラップを迎えた22周目には前のマシンを追い詰めることができる位置まで追い上げたが、そのままチェッカー。3位表彰台を獲得した。

FUJI SPRINT CUP 2010 Formula NIPPON

先週、2010年シーズンが終了したばかりのフォーミュラ・ニッポン。シリーズランキング を4位という結果で終えた小暮は、富士スピードウェイで開催される「JAFグランプリ富士スプリントカップ」で、今シーズン最後のレースをいいかたちで締めくくりをしたいところ。
尚、今大会のレースは100kmのスプリントレースで行なわれ、タイヤ交換の義務はない。

□12日(金)
公式予選は、通常とは異なり決勝Race1のグリッドはホームストレートの最高速で、Race2はラップタイム順で決定する方式が採られた。そして、1台ずつ各3周でアタックをするスーパーラップ方式で走行し、小暮はマシンパフォーマンスそのものは悪くないものの、リズムに乗れずRace1は8番手、Race2は9番手という結果となった。

□13日(土)
快晴の下、Race1が開始。8番グリッドからスタートした小暮は絶好のスタートを切り、5番手までポジションアップ。全力で前のマシンを追走していく。ところがマシンバランスがよくなく、ペースを上げられない状態が続く苦しいレース展開に。終盤、最終コーナー手前でオーバーランをし、後ろのマシンにパスされポジションを1つ下げてしまい、そのままチェッカーを受け6位という結果となった。

□14日(日)
うす曇りの中、Race2が開始。9番グリッドからこの日もいいスタートを切ったものの、行き場がなく順位を落としてしまう。ペースは悪くないもののパスするのが困難な中、9周目には9位まで順位を回復する。しかし、中盤に7号車との接触によるドライブスルーペナルティを受け13位まで後退。そのままの順位でチェッカーを受けた。

小暮卓史のコメント

シリーズ戦を終えたということもあってか、感覚が冴えずリズムに乗れないままレースウィークが終わってしまいました。走るごとにマシンは良くなっていったものの結果に結び付かなかったのが残念ですし、悔しかったです。応援してくれた方々にも申し訳ない気持ちです。しかし、こういう時にも得るものがたくさんあるのには驚かされました。これらを活かして来シーズンはさらに速さを追求し、GTは再度、FNもチャンピオンを獲得したいと思います。今シーズンも多くのご声援をありがとうございました。引き続きよろしくお願いします。