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2011 SUPER GT 第1戦 岡山国際サーキット

東日本大震災の影響で延期されていた第1戦岡山ラウンド。先に行なわれた第2戦富士ラウンドを悔しい結果で終えたウイダーホンダレーシングは、昨年もポールトゥウインを成し遂げた得意の岡山国際サーキットで勝ちにこだわり、すべてを出し切ってこのレースに臨む。

今大会も震災の影響で合同テストが中止になったため、金曜日に習熟走行時間が設けられ、予選に向けての準備を進めてくこととなった。
土曜日の公式予選はドライコンディションの中、ノックアウト方式で行なわれた。ノックアウト方式はQ1、Q2、Q3という3セッションに分けられ、全15台の出走マシン中、Q1で上位11台が残り、Q2で上位7台まで絞られ、Q3にて最終グリッドが確定する予選方式となっている。今回はQ1とQ3を小暮が、Q2をロイック選手が担当することになり、まずは小暮がアタック。フリー走行からマシンの細かいアジャストが不十分で本来のポテンシャルを発揮できずにいる中、5番手でQ2へ。そしてQ2でのロイック選手のアタックは9番手。ここで最終セッションとなるQ3への進出を逃し、決勝レースは9番グリッドからスタートすることになった。

決勝日は朝の大雨によりフリー走行が中止となり、レース開始前にフリー走行時間が設けられた。天気の回復とともに上昇する気温の中、そこで最終チェックを行ない予定通り14時にフォーメーションラップが開始された。9番手スタートのウイダーホンダレーシングは今回もスタートドライバーはロイック選手が務め、1周目からハイペースで前を追いかけていく。7周目には6番手まで順位を上げ、マシンのポテンシャルの高さを証明しながら周回を重ねていく。ロイック選手は32周を終えたところでドライバー交代を行なうためピットイン。タイヤ無交換の作戦でピットストップ時間を縮め、一気に上位に躍り出る作戦であったが、ドライバー交代時にシートベルトがロックできないというトラブルが発生し、大きくタイムロスをすることになってしまった。それでも残りの周回での追い上げが期待される小暮は、1つでも上の順位を目指して懸命の走りを見せ、タイヤ交換を行なったマシンと遜色ないラップタイムで走り切り、7位でチェッカーを受け、4ポイントを獲得し、次のマレーシアラウンドへ駒を進めることになった。

小暮卓史のコメント

ノーウエイトでの予選であったにもかかわらず残念な結果となってしまい悔しい思いです。タイム差が少ない予選だったのでコンマ1秒の重要さをあらためて痛感した予選となりました。レースではピットでのタイムロスが大きく響く結果となりました。タイヤ無交換という作戦をとったので、グリップの少ないタイヤでマシンコントロールをしながらのレースでしたが、それを経験したことでさらにこのHSV-010の特性を掴めたことは良かったと思います。次回はセパンサーキットでのレースとなり、マシンとの相性も良いと思います。確実にポールポジションと優勝を狙っていきます。
今回もたくさんのご声援をありがとうございました。

※ 次回のレースは6月18日・19日のセパン(マレーシア)ラウンドです。
ご声援宜しくお願いします。