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2013 SUPER GT 第6戦 富士スピードウェイ

1000kmの長丁場レースを粘り強く走り切り、10位で2ポイントを獲得したRAYBRIG HSV。ウェイトハンディも74kgとさらに厳しいものとなったが、残りが3レースとなった今シーズンを取りこぼしなく戦い抜いて、チャンピオンを獲得するためには予断を許さない状況に。ほとんどの車両が、第7戦はウェイトハンディが半減、第8戦はノーウェイトになることから、ここが正念場。

9月に入ってすっかり秋らしい様子となり、過ごしやすいコンディションとなった予選日。先月のここでの公式テストでも好タイムを記録し、マシンセッティングが順調に進むRAYBRIG HSV。曇り空の中、開始したQ1を担当したのは小暮。残り時間が10分を切ったところで満を持してのコースイン。次々に各車がタイムを更新するアタック合戦となり、小暮も一進一退を繰り返しながら、果敢にアタックを続ける。小暮はラストアタックで7番手タイムとなる1分33秒137を記録し、Q2へ進出を決めて伊沢選手にバトンを渡す。
その伊沢選手はQ2開始後少し時間をおいて、他のマシンとほぼ同じタイミングでコースイン。最初のアタックからアグレッシブな走りを見せ、一時はトップタイムを記録。それぞれのマシンが必死のアタックを繰り返しタイムが更新されていく中、伊沢選手も1分32秒842までタイムを縮め、4番グリッドを獲得した。

決勝日は朝から雨がぱらつく不安定な天候に。フリー走行時は完全なウェットコンディションとなるも、その後雨は止み、午後になるとすっかりドライコンディションに移行。今大会もスタートドライバーを担当した伊沢選手は、スタートしてまもなく3番手のマシンを追い詰め、接近戦を繰り広げる。8周目にパスに成功し3番手に浮上、さらに前を追いかけ速いペースで周回を続けていく。
19周目に起こった他のマシンのトラブルにより翌周にセーフティーカーが導入される。22周目に進入禁止となっていたピットレーンがオープンになったことから、多くのマシンがピットインをしてドライバー交代、給油、タイヤ交換を終えてコースに復帰していくことに。そのタイミングでRAYBRIG HSVもピットインを行ない小暮にドライバーチェンジ。
同時に多くのマシンがピットインしたことでピットレーンが混み合い、タイヤ交換も少し手間取ることになってしまい、小暮は9番手でセーフティーカーの隊列に加わる。
24周目が終わったところでセーフティーカーランが終了しレースが再開されるが、その際、前方のマシンと接触してしまう。この接触によりラジエーターを破損、走行を続行することは不可能となってしまい、なんとかピットへマシンを戻すもそこでリタイアとなった。
第6戦を痛いノーポイントで終えたRAYBRIG HSVだが、逆転タイトルの可能性を残し、次戦オートポリスでの挽回を誓う。

小暮卓史のコメント

まさかこんな結末になるとは思いもしていなかったし、期待が持てるレース展開だったのでとても残念です。ピットインで順位を落としたとは言え、盛り返すつもりでコースインしたので本当に悔しいし、チームのみんなには申し訳なく思います。
残り2戦は最高のパフォーマンスを発揮して、いいレースにしようと思います。追い込まれはしましたが、自分たちには力があると確信しています。より集中して、小さなミスも起こらないよう努め、次戦も優勝を狙っていきます。 今回もたくさんの応援をありがとうございました。

※ 次回のレースは10月5・6日のオートポリスラウンドです。ご声援宜しくお願いします。