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FUJI SPRINT CUP 2013 - SUPER GT

国内最高峰のSUPER GTとSUPER FORMULAが同時に開催されるスペシャルレースイベントであるFUJI SPRINT CUP。どのカテゴリーも100kmのスプリントで争われ、GTはシリーズ戦とは異なり個人戦となる。

GT第1レースを担当する小暮は、8時25分から行なわれた20分間の予選でタイヤを上手く温めながらアタックを繰り返した結果、2番手タイムを叩き出す。通常のスケジュールとは異なり、フリー走行なしの一発勝負とあって、各車苦戦を強いられると予想される中、上々のフロントロー獲得となった。

15時35分にスタートを切った決勝レース。通常とは異なるスタンディングスタートを難なくこなし、オープニングラップを終える。小暮は100kmと短いレースなので、息つく暇もなくどんどんペースを上げて周回を重ねていく。終盤に差し掛かった16周目に勢いのある背後のマシンに抜かれ、3番手となるが諦めることなく前のマシンに食らいついていくもそのままの順位で22周を終了。難しいレースではあったが、3位表彰台を獲得した。

FUJI SPRINT CUP 2013 - SUPER FORMULA

SUPER FORMULAは、土曜日に30分間のフリー走行を終えたのち、通常のシリーズ戦とは異なる20分間の予選、そして日曜日に100kmの決勝レースを行なう。

青空のもと行なわれたフリー走行を3番手で終え予選の開始時刻を迎える。レース距離が短く、タイヤ交換の義務などもないスプリントレースでは、予選結果が大きな意味合いを持つので、上位を狙って懸命のアタックを開始する。その後、残り時間が7分を切ったところで再びニュータイヤでコースイン。1分23秒035を記録し、トップとのタイム差はわずか0.317秒だったが7番手タイムとなった。

日曜日も晴天に恵まれた富士スピードウェイ。12時45分に1周のフォーメーションラップを終え、スタートが切られる。7番グリッドからスタートした小暮は、スタートを上手く決めてジャンプアップを図りたいところであったが、1コーナーの入り口で起こった複数のマシンが関係するアクシデントのために、マシンにダメージを負い、タイヤ交換のため のピットインを余儀なくされる。
4輪ともタイヤを交換し、コースに復帰。多少マシンにダメージはあったものの、何とか周回を続け18位でチェッカーを受けた。

小暮卓史のコメント

これで今シーズンのすべてのレーススケジュールが終了しました。今年も1年間、レース活動を支えていただいたHondaをはじめ関係各社様に御礼を申し上げたいと思います。GTでは表彰台を獲得することができましたが、スプリントレースにもかかわらず厳しいレースでした。コンディションとタイヤのマッチングなど、本当に難しいレースでしたが、最後を表彰台で締めくくれて、早くも来年に気持ちが向かう結果となったと思います。

SFも、来年に向けてモチベーションを高めるという意味でも、自分の納得のいくレースがしたかったのですが、スタート直後の接触で実質的にレースを失う結果となってしまいました。ただ、これまで苦手としていた富士で予選から手応えがある走りができたので、来年以降には必ず繋がるものであったと確信しています。

来年に向けては、今年得たものを最大限に活かして、積極的な自分らしい走りをすること、高いレベルの速さを突き詰めていくことを目指して、最高の結果を残していけるよう全力で頑張りたいと思います。

今年もすべてのレースにおいて、惜しみない多くのご声援をいただき本当にありがとうございました。来年もよろしくお願い致します。

※1年間たくさんのご声援をありがとうございました。