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2014 SUPER GT 開幕戦 岡山国際サーキット

いよいよ開幕を迎えたSUPER GT 2014シリーズ。小暮は今年も昨年に続きチームクニミツからの参戦。新しいパートナーとして昨年のGT300クラスのチャンピオンである武藤英紀選手を迎え、ニューマシンとなるRAYBRIG NSX CONCEPT-GTをドライブする。オフシーズンのテストを積み重ね、着々と戦闘力を携えてきたNSXのデビューレースで、昨年のような優勝を目標に今シーズンのスタートを切る。

予選日となった土曜日は雨の予報ではあったが、日中はなんとか持ちこたえたものの、気温は10℃以下と肌寒い天候となった。そんな中、9時に公式練習が開始され、ニューマシンのセットアップを慎重に進めていき、8番手タイムで練習走行を終える。

今シーズンの予選もノックアウト方式で行なわれることになっており、いよいよGT500クラスの予選開始時刻の14時15分を迎える。ノックアウト方式の予選はQ1、Q2という2セッションに分けられ、全15台の出走マシン中、15分間のQ1で記録したタイムの上位8台がQ2へ進出、その後、12分間で争われるQ2で記録したタイム順に決勝レースグリッドが決定することになる。

Q1を任された小暮は、開始約4分経過後にコースイン。厳しいコンディションの中での精一杯のアタックを試みるが、モーターが作動しないトラブルが発生してしまい、満足なアタックをすることはできず、結果は14番手。決勝レースで粘り強い走りをして、なんとか上位に食い込みたいところ。

翌日の決勝日も不安定な天候となった上、冷たい風が吹き続け、真冬を思わせるほどの寒い1日に。朝のフリー走行が始まる直前には大粒の雨がいきなり降り始め、ウエットコンディションでの確認作業となったが、ニューマシンでの初めての決勝レースに備えたメニューをこなしていく。その後、天候は徐々に回復、青空が見えるドライコンディションになりレース開始時刻の14時を迎える。武藤選手がステアリングを握るRAYBRIG NSX CONCEPT-GTは、2周のフォーメーションラップを終え、実質81周回となったレースをスタートさせる。スタート直後の混乱をすり抜けたことからポジションを2つ上げて、一気に12番手に浮上。その後も順調に周回を繰り返していたが、17周を過ぎたころから雨が降り出し、ペースが落ち始めてくる。レインタイヤに交換するマシンもあったが、スリックタイヤで粘り強い走りを続け、雨が上がり晴れ間も見え出した39周目に小暮にバトンタッチ。小暮は数周するとライバルの1台を攻略し順位を9位に上げる。安定したペースでさらに前のマシンを追いかけていきたいところだったが、次第にリアタイヤのグリップ感が低下していき、それが困難な状況になっていったことで我慢の走行を強いられる。それでもなんとか持ち前のコントロール力でマシンをチェッカーまで運び、9位で2ポイントを獲得。次戦に繋ぐ走りを見せたが、課題も見えた開幕戦となった。

小暮卓史のコメント

自分にとってもチームにとっても厳しい開幕戦となりました。テストを積み重ねて、マシンのポテンシャルを引き出していく中で自信もあったので非常に悔しいです。まだまだ伸び代のあるマシンですし、ポテンシャルの高さは既に感じている部分なので、今後はますます楽しみな戦いとなると感じています。このレースで見つけた課題を確実に解決していくことが、速さに繋がっていくことは間違いないので、次戦に向けてまた準備をしていきたいと思います。寒い2日間でしたが、たくさんの応援をありがとうございました。次戦もよろしくお願いします。

※ 次回のレースは5月3日・4日の富士ラウンドです。ご声援宜しくお願いします。