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2014 SUPER GT 第2戦 富士スピードウェイ

岡山国際サーキットで行なわれた開幕戦を9位で終え、早くも迎えた第2戦。富士山の麓に位置する富士スピードウェイで通常より長い500kmで争われる。ニューマシンNSXCONCEPT-GTにとっては、未知の距離となるが、シリーズ序盤の大事な戦いとなるこの長いレースをうまく走り切って上位に食い込み、中盤戦を優位に進めていきたい。

文字通り五月晴れとなった予選日。RAYBRIG NSX CONCEPT-GTは練習走行で確認作業を進め、13番手タイムを記録し、いよいよ迎える公式予選。
SUPER GTの予選は今シーズンも全戦、ノックアウト方式で行なわれ、これはQ1、Q2という2セッションに分けられ、全15台の出走マシン中、15分間のQ1で記録したタイムの上位8台がQ2へ進出、その後、12分間で争われるQ2で記録したタイム順に決勝レースグリッドが決定する方式。
今回もQ1を担当した小暮は、セッションの残り時間が約8分となったところでコースイン。タイヤをしっかりと温め、懸命のアタックを試みるも13番手タイムに留まり、ここで予選を終える。マシンパフォーマンスは少しずつ向上しているものの、車重が重いNSX独特のセッティングが詰め切れていないことも結果に影響していると思われ、レースに向けたセッティングが重要となり、根気強く走り切って1つでも挽回を図りたいところ。

前日に続き快晴のレース日和となった富士スピードウェイには多くの観客が詰めかけ、スタンドを埋め尽くすほどの盛況ぶりとなった。13番グリッドからスタートするRAYBRIG NSX CONCEPT-GTのスタートドライバーは小暮。いよいよ14時にレーススタート。久しぶりにスタートを担当した小暮だったが、うまくスタートを決め、タイヤマネージメントをしながら周回を重ねていく。4周目に300クラスのマシンがクラッシュしたため9周目まではセーフティーカーランの中、コース清掃が行なわれ、レース再開となった時点で12位を走行。さらに18周目に500クラスのマシンの火災により再びセーフティーカーが導入。この間の21周目に小暮はピットインを行ない、ドライバーチェンジをして武藤選手にバトンを渡す。武藤選手は、まだまだ先は長いものの、早めに追い上げにかかりたいところだったが、なかなかペースが伸びずに厳しい走行を強いられる。そんな中、30周目にマシンにトラブルが発生し、コースサイドにマシンを止めざるを得なくなる。原因は電気系の不具合で、なんとかピットまでマシンを戻し、メカニックによる修復を施したのちコースに復帰したものの、完全にトラブルを解決することはできず、42周目にリタイアとなった。

小暮卓史のコメント

結果として何一つ満足はしていませんが、マシンの理解度は確実に深まってきていると感じます。チームもマシンセッティングを繰り返し、パフォーマンスを向上させてくれていますが、今のGTレースを戦っていく中では、これでも足りない状況になっています。
今は厳しい時ですが、どんな時でも出来ることをこなし、少しでも上を目指していきたいと思います。チャンスは必ずくると思うので、その時に最大限のパフォーマンスが発揮できるよう、準備にもベストを尽くしていきます。
2日間で本当に多くの方に応援をいただき、感謝しています。次戦もよろしくお願いします。

※ 次回のレースは5月31日・6月1日のオートポリスラウンドです。ご声援宜しくお願いします。