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2014 SUPER GT 第3戦 オートポリス

長い500kmで争われた第2戦を痛いリタイアで終えたRAYBRIG NSX CONCEPT-GTだが、シリーズ序盤の山場となるこの第3戦は九州に舞台を移して、気持ちを切り替えて臨むことに。ここまで2戦で結果が残せていない小暮は是が非でも、チャンピオン争いから遠のいていかないようにひとつでも多くのポイントを獲得して、中盤戦に突入できるよう上位入賞を目指したいと意気込む。ホンダNSX CONCEPT-GTとしても、ライバルから遅れをとっているという印象もあり、もともとミッドシップ車が得意とするここオートポリスで何としてでも結果を残したい。

初夏を通り越してすっかり真夏のような気候となった九州地方。朝から強い日差しがオートポリスを照りつける中、RAYBRIG NSX CONCEPT-GTは予選前の公式練習で4番手タイムを記録、順調に確認作業を終え、公式予選開始の14時を迎える。
14時の時点で気温28℃。Q1を担当した小暮は、セッションの残り時間が約7分となった頃に満を持してコースイン。フロントタイヤが完全には温まっていない状況でのアタックとなりごく僅かなタイムロスは否めないが、1周をきれいにまとめたアタックで1分36秒147の5番手タイムをマークし、今シーズン初となるQ2に進出を果たした。そのQ2を武藤選手が担当し、1分36秒292をマークし6番手で予選を終えた。

前日に続き真夏のような暑さとなったオートポリス。24,000人を超える九州のGTファンが詰めかけ、賑わいを見せた。6番グリッドからスタートするRAYBRIG NSX CONCEPT-GTのスタートドライバーは武藤選手。クリアなスタートをしてポジションキープでオープニングラップを終え、路面温度40℃と高温の中、タイヤに神経を使いながら周回を続けていく。8周目にはライバルのNSX CONCEPT-GTにパスされ、9番手まで順位を落としてしまうも、懸命の走りで20周目には前のマシンをパスし8番手に。武藤選手はタイヤの摩耗とエンジンパワーのダウンに苦労する走行となったが、粘り強い走りを見せた。25周目にはピットインし、給油、タイヤ交換を行ない、小暮にドライバー交代をする。交代した小暮はミスのない安定したラップタイムを刻みながら、500クラスのマシンがピットストップを終えた頃には6番手を走行。さらに前のマシンを捕えるため、タイヤマネージメントをしながらペースを上げて周回を重ねていく。そんな中、46周目に他車のアクシデントが重なり、セーフティーカーが導入される。残り9周となったところでレースが再開となったが、長い時間のセーフティーカーランにより、エンジンに不調をきたしてしまい、マシンは完全な状況ではなく、順位を上げることは叶わず6位でレースを終えた。その結果、ドライバーランキングで5ポイントを加算し、次戦菅生ラウンドへ駒を進めることになった。

小暮卓史のコメント

厳しいレースでしたが、チームもドライバーもしっかりと仕事をして、なんとか6位フィニッシュでポイントを獲得することができました。まだまだ伸び代は大きくあると感じていますが、徐々にかたちになってきたと思います。マシンも着実に進歩していっているので、次戦以降も確実にポイントを重ねていきながら、流れを手繰り寄せていき、もっともっと上位を目指していきたいと思います。
今回も本当に多くの方に応援をいただき、ありがとうございました。次戦もよろしくお願いします。

※ 次回のレースは7月19日・20日の菅生ラウンドです。ご声援宜しくお願い致します。