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2014 SUPER GT 第5戦 富士スピードウェイ

8月はここまでとは異なり、今年2度目となる富士ラウンドと月末の過酷な鈴鹿1000kmラウンドと2レースが予定されている。真夏の厳しい暑さだけではなく、うまく戦い抜いて後半戦に突入していかないと先がなくなってしまうというシリーズの大きなポイントとなるレースが続く。RAYBRIG NSX CONCEPT-GTは4戦を終えて7ポイントと厳しいシリーズとなってはいるが、この2レースで巻き返しを図り、一気に上位進出を狙う。

台風11号の接近により、全国的に不安定な天候となった予選日。9時からの練習走行はドライコンディションで行なわれ、9番手タイムとなったRAYBRIG NSX。その後、雨が降った影響でWET宣言が出される中、14時15分に500クラスの予選が開始。Q1を担当するのは武藤選手。しばらく待機した後、満を持してコースインしたがコース上にストップ車両があり赤旗中断となる。セッション再開と同時に、一斉にタイムアタックが開始され、目まぐるしく順位が入れ替わる混戦の中、武藤選手は8番手タイムのアタックでQ2進出を決める。続くQ2を担当した小暮は、スリックタイヤでコースインしたが、直後に雨が降り出したためレインタイヤに交換、路面がみるみる濡れて行く中、アタックを続ける。コンディションが二転三転する難しい予選となったが、なんとか周をうまくまとめるかたちで、4番手タイムで予選を終えることとなった。

決勝日も台風の影響を大きく受ける1日となった富士スピードウェイ。15時にレースはスタート予定だったが、コース状況からセーフティーカーを先導にスタートを切ることになった。RAYBRIG NSX CONCEPT-GTのスタートドライバーは小暮。2周を終えたところでセーフティーカーが退去したためレースがいよいよ実質スタートする。早々に1つポジションを落とした小暮だったが、難しいコンディションの中、ライバルたちと熾烈な争いを展開し、再び4番手に順位を戻す。10周目には風雨が強くなり、セーフティーカーが導入されレースは一時中断される。雨が弱まったタイミングで再開され、小暮の猛追も再び激しさを見せ、29周目には前のマシンを捕え3番手となる。40周目を迎えたところで武藤選手にバトンを渡し、タイヤ交換、給油後、コースに復帰。バトンを受けた武藤選手は、全車のタイヤ交換後、9番手となっていたが徐々に追い上げを図り5番手にまで浮上。ところが再び雨が強くなった影響もあり2つポジションを落とすことに。58周目にセーフティーカーがまたしても導入され、雨は静まる気配を見せず、66周を走り切ったところでそのままチェッカーとなり、7位でレースを終えた。その結果、4ポイントを獲得し、次戦はシリーズ最長となる鈴鹿1000kmレースを迎えることとなる。

小暮卓史のコメント

台風という難しい状況の中のレースウィークとなりましたが、結果的に悔しいレースとなりました。予選ではアタックのちょっとしたタイミングのずれで大きく順位を落とすことになり、今後のレースに活かしていく材料としてまだまだ蓄えていかなければならないと感じています。
他のホンダ勢が本来のパフォーマンスを発揮して、結果を残したことは嬉しく思いますし、自分としてのモチベーションもますます上がっているので、次の鈴鹿1000kmでは、自分たちがチャンスをものにして表彰台に上がりたいと思います。
今回も悪天候の中、本当に多くの方に応援をいただき、ありがとうございました。

※ 次回のレースは8月30日・31日の鈴鹿1000kmラウンドです。ご声援宜しくお願い致します。