開幕戦では、アクシデントがありながらも6位でチェッカーを受け、5ポイントを獲得したドラゴ・モデューロ・ホンダレーシング。新チームで臨んだ初戦で得たことを活かして、今大会も表彰台を目指し、チームの力を結集して戦う。尚、今大会は通常より長い500kmで争われるレースとなり、2回のピットインが義務付けられている。
気持ちのいい五月晴れに恵まれた予選日。ゴールデンウィークということもあり、3万人近い来場者が見守る中、予選前の公式練習を10番手で終えたドラゴ・モデューロ・ホンダレーシングは、いよいよノックアウト予選の開始時刻を迎える。
予選はノックアウト方式で行なわれることになっており、いよいよGT500クラスの予選開始時刻を迎える。ノックアウト方式の予選はQ1、Q2という2セッションに分けられ、全15台の出走マシン中、15分間のQ1で記録したタイムの上位8台がQ2へ進出、その後、12分間で争われるQ2で記録したタイム順に決勝レースグリッドが決定することになる。
今回もQ1を担当した小暮は、20分間の半分の10分を切った頃、満を持してコースイン。トップとは少し差が開いたものの1分28秒921をマークし、8番手でQ2進出を決めた。
オリバー・ターベイ選手が担当したQ2では、残り時間が7分となったところでコースインし、タイヤを温めたのちアタックを開始。1周をうまくまとめたが、ライバルたちも手強く、8番手タイムとなる1分29秒186で予選を終えた。
翌日も青空が広がった富士スピードウェイには5万人を超えるGTファンが詰め掛け、大賑わいとなった。スタートドライバーを務めた小暮は、早々にペースを上げ、前のマシンを追いかけ、一気に差を詰めていく。レースの5分の1が終了した22周時点には6番手にまで浮上、より一層のペースアップを目指し、懸命の周回を重ねていく。33周目に1回目のピットインをして、ターベイ選手に交代する。代わったターベイ選手は安定したラップタイムを刻みながら、再び小暮に交代するまでの間、粘り強い走りを見せる。73周目に2回目のピットインを行ない、小暮は再びコースイン。厳しい状況ではあったが、懸命に110周までマシンを運び、8位でチェッカーを受けた。2戦連続ポイント獲得となったドラ ゴ・モデューロ・ホンダレーシングは、3ポイントを追加して、ポイントランキング10位で次戦のタイ大会を迎えることになった。
第2戦も悔しい予選となりましたが、先を見据えて更なる進化をさせる材料は得ることができました。レースでも、厳しい戦いを強いられることになってしまいましたが、そんな中でも8位でポイントを獲得する事ができたことは大きな成果で、この先に繋がっていくものになったと確信しています。どんな状況でも、その中でベストを尽くして乗り越えていけば、必ずチャンスが来た時に、その流れが生きてくると感じています。
今回もレースを支えてくれたチームスタッフに心から感謝し、次戦も頑張りたいと思います。そして、多くのご声援をいただき、本当にありがとうございました。
※ 次回のレースは6月20日・21日のタイラウンドです。ご声援宜しくお願いします。