第5戦で連続ポイントが途絶えたドラゴ・モデューロ・ホンダレーシング。長い1000kmの戦いで、速さを見せつけるシーンは多々あったが、途中ペナルティを受けるなど踏んだり蹴ったりの内容となり、レースをまとめる大事さを痛感させられる一戦となった。残りが3戦となるが、小暮が得意とするサーキットということもあり、大きな期待が膨らむ一戦となる。
早朝に降った雨の影響で路面は濡れていたものの、青空が広がりさわやかな秋晴れとなった予選日。9時から行なわれた公式練習をドラゴモデューロNSX CONCEPT-GTは、5番手タイムで終え、予選に向けた準備を着々と進めていく。
13時50分にGT500クラスのQ1がスタート。Q1を担当した小暮は、この頃にはすっかり路面は乾き、6分ほどピットで待機した後、いよいよコースインする。15台すべてのマシンが1秒以内にひしめき合う接戦のQ1となったが、小暮は1分21秒121のタイムで8番手となり、Q2へ駒を進めた。
続いて行なわれたQ2はオリバー・ターベイ選手がステアリングを握り、懸命にアタック。1分12秒838をマークし8番手となり、翌日の決勝を迎えることとなった。
決勝日も好天となり、終日ドライコンディションとなったスポーツランド菅生。午前中に行なわれたフリー走行を経て、14時の決勝レーススタート時刻を迎える。
このレースのスタートドライバーはターベイ選手。8番グリッドからスタートしたターベイ選手はポジションをキープしてオープニングラップを終える。その後は前を走るマシンを追い続けるも、なかなかパスすることはできずに我慢の周回を重ねていくことになる。25周目にバックストレートでクラッシュが発生し、セーフティーカーが導入される。隊列が整えられた後、30周目にピット入り口がオープンとなったため、多くのマシンがピットイン。ドラゴモデューロNSX CONCEPT-GTもピットインをするが、ピットレーンが大混雑し、ピットアウトのタイミングで大きくタイムロスをすることに。代わった小暮はセーフティーカーランが終了となった33周目で9番手を走行。ピットで順位を落とすかたちとなったが、追い上げをはかるべく、全力で前を追いかけていく。こちらも前には追いつくが、なかなか抜くことができない苦しい展開になったが、ペナルティを受けるマシンが相次いだため、残り周回が10周というところで6番手を走行、そのままのポジションを守りチェッカーを受けた。
尚、レース終了後にピットストップ時にピットレーンの通行を妨げたとして、37秒加算のペナルティが課せられ、最終結果は7位となった。
予選からマシンの調子がよく、決勝も表彰台を十分に狙えるポテンシャルがありましたが、最終的には7位となり非常に悔しいレースでした。ピット時のタイムロスの影響は大きかったですし、そこで受けてしまったペナルティも残念としか言いようがありません。マシンのパフォーマンスは高く、もっともっと上位を狙っていけると思うので、さらに上を目指してベストを尽くしていきたいです。ここ数戦でのマシンの進化は、しっかり体感できているので、次戦のオートポリスは本当に楽しみです。
今回も、本当に多くのご声援をありがとうございました。次戦もチームと協力して頑張りますので、よろしくお願いします。
※ 次回のレースは10月31日・11月1日のオートポリスラウンドです。ご声援宜しくお願いします。