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2015 SUPER GT 第8戦 ツインリンクもてぎ

いよいよ迎えた今シーズンの最終戦となるSUPER GTの第8戦。レースでは安定した速さをアピールしながらも結果には結びつかないことが多い1年であったが、その悔しさを晴らすためにもこの最終戦で何としてでも結果を残したいドラゴ・モデューロ・ホンダレーシング。なお、この大会は全車ノーウエイトハンディのイコールバトルとなる。

前日夜半から降り出した雨が降り続き、終日ウエットコンディションとなった予選日。
予選前に行なわれた公式練習でマシンにトラブルが発生し、思うような確認ができなかったドラゴモデューロ NSX CONCEPT-GTだが、出来る限りの策を施し、予選に臨む。
引き続き雨が降り続く中、14時20分にGT500クラスのQ1が開始されると、小暮がコースインをする。入念にタイヤを温めながら周回をし、懸命のアタックを試みようとしたが、強くなった雨とタイヤがマッチングせず、思うようなアタックをすることができずに15分間を終え15番手となり、Q2に進出することはできなかった。本来のパフォーマンスを発揮できず悔しい結果となったが、決勝レースでの挽回を図ることに集中してレースに臨むことに。

決勝日は、朝は雨が残ったものの午後には上がり、日差しが差す気候に。おそらくドライコンディションでのレースになると思われたが、スタート進行中のウォーミングアップ走行が終わると、雨が落ち一気に路面を濡らした。その雨は一時的なもので、レースがスタートする頃には止み、空は徐々に青空に。
路面が濡れたことにより全車ウエットタイヤを装着し、いよいよシーズン最後の戦いが幕を開ける。ドラゴモデューロ NSX CONCEPT-GTのスタートドライバーはオリバー・ターベイ選手。ターベイ選手は1つポジションアップしてオープニングラップを終え、追い上げを図りながら周回を重ねていく。20周が終わる頃には10番手に浮上し、26周目のピットインのタイミングを迎え、タイヤをスリックに、ドライバーを小暮に交代する。小暮は、他のマシンにアクシデントが発生し、セーフティーカーが導入され、数周を過ごすことになるが、31周目にレースが再開されると、すぐに前の1台を攻略、さらに1台をパスし、5番手にまでポジションアップする。しかし、40周目には300クラスとの絡みでその2台に捕らえられる格好で抜き返され、7番手に。なんとか再度、前を捕えたいと懸命の走りを見せる小暮だったが、アンダーステアが出て攻め切れない状況になりながらも、前に食らいついて走り続け、そのままの7位でチェッカーを受けた。
2015シーズンは、通算26ポイントを獲得し、ランキング12位で終えることになった。

小暮卓史のコメント

予選ポジションから考えると、7位まで上げることができたことは、手応えのあるレースだったと思います。一時は5番手を走ったことを考えると悔しいですが、常にバトルができる内容だったので、今回はベストを尽くせた結果だと思います。
1年を通して、何戦か速さを見せることができた一方で、それをなかなか結果に結びつけることができず残念さは残りますが、来シーズンに向けてさらに良くしていけるようチームと協力して、頑張っていきたいと思います。
1年間、本当に多くのご声援をありがとうございました。来シーズンも全力で頑張っていきますので、よろしくお願い致します。

※ 今シーズンも多くのご声援をありがとうございました。