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2016 SUPER GT 第5戦 富士スピードウェイ

KEIHIN REAL RACINGは2週間前に行なわれた菅生ラウンドで、今シーズン初ポイントを獲得し、後半戦への流れをしっかりと掴み、この富士ラウンドでも上位を狙っていく。
その第5戦の舞台は今シーズン2度目の開催となる富士スピードウェイ。5月に開催された第2戦では、500kmのレースの残り15周というところで他車との接触がありレースを終えたKEIHIN NSX CONCEPT-GTだが、NSX勢は前戦からエンジンがバージョンアップされ、注目を集める中、何とか巻き返してファンの熱い思いに応えたいところ。

予選日から、夏休みともあり、多くの家族連れで賑わった富士スピードウェイだったが、朝から30℃を超える真夏日となり、前戦の菅生大会とは大きく異なる厳しいコンディションとなった。
7番手タイムで公式練習を終え、手応えを掴んで臨んだ公式予選。Q1を担当したのは塚越選手。塚越選手はマシンの好調ぶりをアピールする渾身のアタックで3番手タイムをマークし、Q2へ進出を果たした。そのQ2のアタックドライバーを務めたのは小暮。厳しいコンディションに合わせたセッティングを煮詰めていった結果が表れるかたちで、1分29秒251をマークし、4番手を獲得。KEIHIN NSX CONCEPT-GTは2列目の好位置から決勝レースを戦うことになり、決勝に向けて大きく期待が膨らむ予選結果となった。

決勝日は、前日に続き真夏日となり、決勝レースがスタートする頃には気温は34℃にまで上昇、路面温度は50℃を上回る厳しいコンディションが続く1日となった。
KEIHIN REAL RACINGのスタートドライバーは小暮。4番グリッドからスタートした小暮は序盤からプッシュをかけ、3番手を走るマシンに迫りながら周回を重ねていく。チャンスを伺いながら順調に走行していくなか、コース上でのアクシデントが相次いだため、19周目にセーフティカーが導入されることに。リスタート後、バトルが再開となったが、小暮にはピンチが訪れる。コース上のタイヤカスを拾ったことでタイヤのグリップが低下し、後ろからの追い上げに対して抵抗することが困難な状況で、順位を落とすことになってしまう。なんとか踏ん張って28周回を終えたところでピットインをして、ドライバー交代、ピット作業を終え、9番手で塚越選手はコースに復帰する。その塚越選手は早い段階でバトルをしかけ、冷静な走りで順位を上げていく。38周目には3番手に浮上し、さらに2番手を追い詰めていく。48周目にいよいよそのマシンを捕らえて2番手を奪うと、そのまま今シーズン初の表彰台となるチェッカーを受けた。小暮にとっては、約3年ぶりの表彰台となり、シリーズポイントも15ポイントを加算、ポイントランキングは7番手に名を連ねることになった。

小暮卓史のコメント

移籍後初の表彰台となり、本当に嬉しかったです。今シーズンの序盤は苦戦が続きましたが、前戦の菅生あたりからマシンパフォーマンスが大幅に向上し、今回の結果に繋がったと感じています。チームはプロフェッショナルな働きをしていますし、マシンを良くするために多くの人の努力があったので、心から感謝したいです。
このチームに入って、いろいろな良い刺激を受けていますが、今後はそれらを自身のパフォーマンスの向上に活かせるように、引き続き頑張っていきたいと思います。
最後にチームスタッフ、関係者のみなさま、スポンサー各社のみなさま、そして、ご声援いただいた方々に御礼を申し上げます。次戦もよろしくお願いします。

※ 次回のレースは 8月27日・28日の鈴鹿ラウンドです。
ご声援宜しくお願いします。