トップ > レース > リザルト(SUPER GT) > 2016 SUPER GT 第3戦/第8戦 ツインリンクもてぎ

2016 SUPER GT 第3戦/第8戦 ツインリンクもてぎ

今シーズンの最終戦を迎えるSUPER GTの決戦の舞台はツインリンクもてぎ。今大会は通常とは異なり、第3戦の代替として12日(土)に予選と決勝、第8戦として13日(日)に予選と決勝が行なわれる2レースで開催される。なお、ウエイトハンディについては、第3戦は半減、第4戦は撤廃となる。

第3戦が行なわれる土曜日は前日の雨の影響で、路面は濡れている状態ながら、朝から晴天に恵まれた。今大会の予選は通常とは異なり、15分間のタイムアタック予選となり、2人のドライバーがそれぞれの予選を担当することになる。この日の予選は小暮が担当し、7分が経過した時点でコースイン。ウエットタイヤをウォームアップしながら、アタックを進めていく。ハーフウエットの難しいコンディションの中でのアタックとなり、それぞれのタイミングでのアタック合戦となったが、小暮はフロントタイヤの内圧のトラブルによりハンドリングバランスが大きく崩れ、計測5周目に1分47秒860をマークし、13番手となった。
午後に向けて気温は徐々に上昇、日も差し、完全なドライコンディションで53周の決勝レースがスタート。スタートドライバーを担当した小暮は順調にスタートを切ったが、出鼻をくじかれるかたちで3周目に他車のアクシデントによりセーフティーカーが導入される。8周目に解除になり、再びペースを上げて周回を続けていく。安定したラップタイムを刻みながら、4台をパスし、任されたスティントを終え、19周目にピットインをして、塚越選手に交代してピット作業を終える。塚越選手がスタートしようとしたが、ギアトラブルが発生し、そのままマシンはピットに戻されることになり、ここでリタイアとなった。

第8戦が行なわれた日曜も絶好のレース日和となり、多くのモータースポーツファンが最終決戦を見届けようとツインリンクもてぎに集まった。
この日の予選を担当したのは塚越選手。塚越選手は残り8分30秒あたりでコースイン。計測3周目に1分37秒741のこれまでのコースレコードを上回るタイムをマークしたが、順位は10番手となった。
午後に向けて気温が上がり、ポカポカ陽気の中、いよいよ決勝レースのスタート時刻を迎える。この日もスタートドライバーは小暮。パレードラップとフォーメーションラップを終え、いよいよスタートを切る。2周目に後続のパスを許してしまい11番手での走行が続く小暮は、前との差を詰めようと懸命に食らいついて走行をしていく。このポジションのまま19周目にピットインをして塚越選手に交代となり、ピット作業後、KEIHIN NSX CONCEPT-GTはコースに復帰する。500クラスの全車がピットインを終えた30周目には順位は変わらず11番手を走行。そのままチェッカーを受け、2016年を締めくくった。

小暮卓史のコメント

週末を通して振り返ると、第3戦の予選で本来のパフォーマンスで走れなかったことが、まだスッキリしないし、とても悔しいです。今シーズンはチームを移籍し、KEIHIN REAL RACINGで戦わせてもらいましたが、様々な良い経験、新たな気付きもあり、長くレースをしていますが、大きな衝撃を受けた1年でした。まだまだ成長できる部分と、自分に足りない部分に気付けたことは、本当によかったと思います。来シーズンは更にレベルアップして、シリーズ争いをリードできるよう、ベストを尽くしたいと思います。
今シーズンを支えてくれたチーム関係者、スタッフ、スポンサー各社の方々に心から感謝を申し上げます。皆さんの期待にお応えできるよう、来年も全力で頑張ります。