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2017 SUPER GT 開幕戦 岡山国際サーキット

いよいよ2017年シーズンが幕を切ることになり、まずはSUPER GTの開幕戦を迎える。小暮卓史は、KEIHIN REAL RACINGで2年目のシーズンとなり、塚越選手とともにシリーズチャンピオンを目指して戦っていく。マシンは、NSXの市販に伴ってCONCEPTから進化したKEIHIN NSX-GTとなり、まずは幸先のいいスタートを切り、シリーズを優位に進めていきたいところ。

公式予選は時折り雨が落ちるものの、曇り空のもとドライコンディションで行なわれ、開幕戦ということで全車ウエイトハンディなしのタイムアタック合戦が繰り広げられた。
Q1を担当したのは塚越選手。セッション残り8分ぐらいになると、ほとんどのマシンがコースインをしてアタックラップへ突入していく。塚越選手は1分18秒648の6番手タイムでQ2へ進出を決めた。続いてQ2を担当したのは小暮。順調にアタックをしていたところ、残り2分を切ったところで他車のアクシデントで赤旗が提示され、一旦マシンをピットに戻す。残り3分で再開されることになったが、残り1分を切ったところでまたもやコース上にストップしたマシンが発生、再びの赤旗提示となり、ここでセッションが終了となった。
結果、1分26秒930をマークし、5番グリッドを獲得。2度の赤旗で満足なアタックができなかった小暮だったが、マシンのフィーリングも良好なことが確認できたことで決勝レースへの期待はさらに膨らんだ。

前日の雨の影響もあり、決勝日の朝はウエットのコンディションであったが、午後に向けて天候は改善され、決勝レースが始まる頃には完全なドライコンディションに。岡山国際サーキットは開幕を待ちわびていた多くの観客で賑わいを見せ、今か今かと決勝レースのスタートに注目が集まる。
KEIHIN REAL RACINGのスタートドライバーは小暮。岡山県警の白バイが先導するパレードラップが始まるところで、KEIHIN NSX-GTにスタートができないトラブルが発生してしまう。全車がスタートした後、なんとかスタートするものの、最終コーナー手前で再びストップしてしまう。続いて、ポールポジションのNSXがストップしたことで赤旗が出され、スタートをやり直すことに。このタイミングでマシンをピットに戻し、懸命の修復作業にかかる。さらにもう1台のNSXにも同じ症状が現れ、ホームストレート上にストップしてしまい、Honda勢にとっては3台のNSXがスタート前にストップしてしまう悲劇が襲いかかった。その後、レースはようやくスタートし、修復を終えたKEIHIN NSX-GTは7周回を過ぎた頃、コースに復帰する。ペースが上がらない苦しい単独走行となったが、我慢の周回を重ね、38周を終えたあたりでピットイン、ドライバー交代を行なった。代わった塚越選手にも同じく苦しい走行がのしかかったが、8周遅れとはなったもののマシンをチェッカーまで運び、11位となった。

小暮卓史のコメント

ホンダ陣営にとって、本当に悔しい開幕戦となってしまいました。思いもよらないトラブルがほとんどのNSXに襲いかかり、まともに戦うことはできませんでした。オフシーズンのテストからマシンのフィーリングがよく、ベストを尽くせば結果は残せると確信していたので、残念な気持ちです。起こってしまったことは仕方がないし、次戦には必ず改善して、ライバルたちと互角に争えるようにマシンを仕上げていきたいと思います。これまでと変わらず、自分の役割を果たして、1戦1戦を大事に戦っていきますので、引き続きご声援をよろしくお願い致します。

※ 次回のレースは5月3日・4日の富士ラウンドです。