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2017 SUPER GT 第2戦 富士スピードウェイ

悔しい開幕戦から約1ヶ月をおき、第2戦が世界有数の長いストレートを持つ高速コースで知られる富士スピードウェイで開催される。Honda勢は開幕戦で散々な結果となり、雪辱を晴らすために万全の準備をしてこの第2戦を迎える。今大会は通常とは異なる500kmのレースで、2回のドライバー交代が義務付けられている。

ゴールデンウィーク5連休のスタートとなった公式予選日。快晴となったものの、午後は気温が上がり切らず、肌寒さが残る気候となった。
今回もQ1を担当したのは塚越選手。開始約5分後にコースイン、時間をかけてじっくりとタイヤを温め、アタックをするがタイムは1分28秒823で10番手、惜しくもQ2進出を逃す。今回もトップとの差は僅か0.7秒という激戦が繰り広げられた。

決勝日も青空が広がり気持ちのいい1日となった富士スピードウェイには58,000人の家族連れやモータースポーツファンで賑わいを見せた。
KEIHIN REAL RACINGのスタートドライバーは塚越選手。今回も交通安全啓発のための白バイとパトカーのパレードラン後、110周の長いレースが幕を開けた。塚越選手は1つポジションを落としてコントロールラインに戻り、ペースを上げることができず苦しい状況でなんとかマシンをコントロールしていくが、翌周にも2つポジションを落とし13番手となる。長いレースということもあり、無理をせずに冷静にラップを重ねていった結果、7周目に1台、さらに22周目にも1台をパスし11番手に順位を戻す。そして26周目を迎えるとルーティンのピットインを行ない、ドライバー交代をして小暮がステアリングを握りコースに戻る。小暮は安定したペースで周回を重ねていき、38周目には8番手を走行。60周頃には、ペナルティーを受けたマシンがピットインを行なったために7番手に浮上。その後も順調に周回をこなし、自分が担当する42周を終えた68周目にピットイン。再び塚越選手がステアリングを握り、最終スティントを担当する。
10番手でコースに戻った塚越選手が駆るKEIHIN NSX-GTは、ペースを保ちながら確実に周回を重ね、74周目には9番手、その4周後には8番手と順位を上げ、さらに前を追いかけていく。ここから残りの約25周は前を走るマシンとの差が近づいたり離れたりを繰り返すが、最終的には8位でチェッカー、3ポイントを獲得して110周のレースを終えた。

次戦は約2週間後とタイトなスケジュールとなるが、昨年は熊本地震の影響でレースが中止となったため、約1年半ぶりの九州開催のレースとなり、多くの被災者の方々へ向けて、そして、サーキットへ足を運んでくれるファンに、力強く走るKEIHIN NSX-GTを披露し、喜んでもらえるようなレースをしたい。

小暮卓史のコメント

今回のレースウィークは、マシンの神経質な症状に終始付き合うことになりましたが、自分としてはレースペースも悪くなく、ポジションを上げることもでき、結果には満足していないながらも次に繋がるレースが出来たと感じています。厳しい状況の中でも、きっちりとポイントを獲得できたことで、必ずこれが活きてくる時がやってくると思いますので、これからもチームに貢献し、ベストを尽くしていこうと思います。
次戦のオートポリスでは表彰台を狙って予選から臨んでいきます。今回もレースを支えてくれたスタッフや関係者の方々に心から感謝しています。

※ 次回のレースは5月20日・21日のオートポリスラウンドです。
ご声援よろしくお願い致します。