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2017 SUPER GT 第6戦 鈴鹿サーキット

SUPER GTで最長のレースとなるSUZUKA 1000km。KEIHIN REAL RACINGとしては、今シーズンでファイナルを迎えることになったSUZUKA 1000kmで、前戦の悔しさを晴らすためにもなんとしても上位でチェッカーを受けて、高ポイントを獲得したいところ。このレースは最低5回のピットストップが義務付けられ、耐久レースの様相を呈するものの、スプリントレースなみの速さが求められ、年々競争が激化している。

早朝に雨が降った影響で、ウエットコンディションで始まった予選前の公式練習だったが、日が差し出すと徐々に路面状況は改善され、最終的にはドライコンディションに。4番手タイムで確認を終えたKEIHIN REAL RACINGのQ1アタックドライバーは小暮。Q1のスタート時刻になっても各車はピットで待機し、残り時間が10分を切った頃、続々とコースインを始める。小暮もこのタイミングでコースに出て、タイヤを温めていく。小暮は計測3周目に1分48秒407を記録して7番手でQ1を突破し、Q2を担当する塚越選手につなぐ。その塚越選手は8台の先陣を切ってアタックを始める。塚越選手も計測3周目にアタック、1分47秒648をマークし3番手を獲得。前戦に続いて、2列目からのスタートを切ることになった。

決勝日は朝から強い日差しで、厳しい暑さの1日となった。三重県警の白バイとパトカーのパレードランの後、173周回のレースがスタート。今回は塚越選手がスタートを担当し、KEIHIN NSX-GTはレースを進めていく。序盤から上位6台がトップ争いを繰り広げていくが、塚越選手はうまく順位を上げていき、13周目に見事トップに立つ。30周を終えると1回目のピットストップを行ない、小暮に交代する。小暮はトップをキープしたまま43周目にセーフティーカーが導入されるアクシデントで懸命に作ったマージンを帳消しにされるも、そのままトップで第2スティントを終え60周終了時にピットイン、再び塚越選手に交代する。こちらも安定したペースで相変わらずトップをキープ。折り返し点となる86周が終了しても、順位に変動はなく周回を重ねていく。90周を過ぎると、3回目のピットインで小暮がステアリングを握りコースイン。94周目に300クラスのマシンのアクシデントで2回目のセーフティーカーが入り、築いていたマージンがまたしても帳消しになるが、依然トップはキープし、レースを引っ張っていく。120周目に4回目のピットインで塚越選手にステアリングを託し、小暮は最後のスティントに備える。ここまでトップをキープしてきたKEIHIN NSX-GTだったが、ここではポジションは2番手に。安定したラップタイムを刻み、最後のスティントへ繋ごうと懸命の走行が続いていたところ、最後のピットイン予定の147周目にタイヤがバーストしクラッシュ。最後の1スティントを残して悔しいリタイアとなった。

小暮卓史のコメント

長いレースでいろいろな困難を乗り越え完璧なレースをしていましたが、タイヤがバーストしたことで、一瞬で無くなってしまうことになり、今まで以上にレースの厳しさを感じる結果となりました。最高のマシンを用意してくれたチームスタッフ、そしてスポンサーや関係者の方々に良い結果をプレゼントできなくて本当に残念に思います。今シーズンも終盤に入り、積み上げてきた中での結果なので、感じたことのないレベルの悔しさがありますが、次戦のタイでは思い切り走って雪辱を晴らしたいと思っています。
今回もサポートしてくれたチームスタッフ、スポンサー、関係者のみなさまに心から感謝申し上げます。

※ 次回のレースは10月7日・8日のタイラウンドです。
ご声援よろしくお願い致します。