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2017 SUPER GT 第8戦 ツインリンクもてぎ

今シーズンの最終戦となるSUPER GT第8戦、決戦の舞台はツインリンクもてぎ。このレースはウエイトハンディが撤廃となり、全車イコールコンディションでのバトルとなる。前戦タイで表彰台を獲得し弾みをつけたKEIHIN REAL RACINGは、今シーズンの初優勝を目標に掲げ、1年の集大成を見せるレースをしたい。

朝のうちは雨の予報だった予選日のツインリンクもてぎだったが、幸い雨が落ちることはなく、肌寒いものの時折陽も差し、比較的安定した1日となった。
今回の公式予選Q1を担当したのは塚越選手。塚越選手は計測3周目に1分37秒361のベストタイムをマーク。トップとは僅か0.137秒差の4番手タイムでQ2への進出を決める。続くQ2を担当したのは小暮。小暮も塚越選手同様に計測3周目にベストタイムとなる1分37秒927をマーク、タイトル争いがかかる全車ノーウエイトの激しいタイム合戦となり、ポジションは8番手となった。

翌日の決勝日は、朝から好天に恵まれ、最終決戦を見届けようと早朝から多くのモータースポーツファンがツインリンクもてぎに詰めかけた。午前中からDTM(ドイツツーリングカー選手権)のデモランやF-2戦闘機のデモフライトなどのイベントが華々しく行なわれ、いよいよSUPER GTの決戦の開始時刻を迎える。
最終戦のスタートドライバーは小暮。小暮はDTM車両が加わったパレードラン、フォーメーションラップを終え、スタートを切る。オープニングラップをポジションキープで終えるものの、タイヤが発動するに時間を要し、さらには序盤からバトルが激しく、その翌周にはいくつかポジションを落としてコントロールラインに戻ってくる。その後はペースをキープして周回をしていき、他車のアクシデントなどもあり、7番手まで挽回し、19周目にピットインを行ない塚越選手に交代する。
塚越選手は13番手でコースに復帰し、ピットインのタイミングがよかったおかげもあり、着々とポジションを上げながら走行、レースの折り返し地点となる27周目頃には5番手となる。この後、後続のHonda勢のライバルとのバトルが続き、一時はパスされるも、しっかりと狙いを定め36周目にはポジションを奪い返し、見事4位フィニッシュ。KEIHIN REAL RACINGは最終戦で8ポイントを獲得し、今シーズンを締めくくった。
この結果、KEIHIN REAL RACINGはドライバーズランキングを10位とし、2017年シーズンのすべてのスケジュールを終了した。

小暮卓史のコメント

最終戦にはこれまでとは違うマシンセッティングで臨みました。走り始めは、ドライビングを合わせこむのに苦労し、予選も思うような結果には至らなかったですが、決勝ではペースよく走ることができました。今シーズン、菅生や鈴鹿などで勝てるレースを落としてしまい、悔しさが残る1年となってしまいました。しかし、チームのポテンシャルはより上がっていて、上手くまとまれば、優勝、チャンピオン争いも十分にできる力を持っていると確信しています。
来シーズンはしっかりと仕事をこなした上で、確実に結果を残して、チャンピオン争いをしたいと思っています。
1年間、支えてくれたチームスタッフ、関係者、そしてケーヒン様をはじめ多くのスポンサーの方々には心から感謝申し上げます。

※ 今シーズンもたくさんのご声援をありがとうございました。