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2018 SUPER GT 第3戦 鈴鹿サーキット

昨年まで真夏の1000qとして開催されていた鈴鹿大会は、今年から300qのレースに。開幕戦で幸先のいいスタートを切ったKEIHIN REAL RACINGだったが、第2戦ではノーポイントに終わり、前半戦の締めくくりとなるこのレースでは、より大きなポイントを獲得して、シリーズを優位に進めていきたい。

昨晩の雨の影響もあってか、涼しい気候で始まった予選日。朝には雨はすっかり上がり、青空の鈴鹿サーキットとなったが、風が強いということもあり、午前中に行なわれた公式練習では3回の赤旗中断があった。昨年までの鈴鹿大会とは気候やコンディションがあまりにも違うことから、予選での波乱も予想されながら、いよいよ500クラスのQ1スタート時刻を迎える。
KEIHIN REAL RACINGのQ1を担当したのは小暮。15分間で行なわれるQ1の5分が経過した頃、小暮はコースインをしてタイヤを温めていく。思うようにアタックを進められずタイムを出すことができずにいたが、最後の最後に1分45秒849をマークし、8番手に滑り込みQ1を通過した。Q2は塚越選手がステアリングを握り、1分44秒834の3番手タイムをマーク。
トップから3台がNSX-GTとホンダ勢が飛び抜けた速さを見せる予選となった。

決勝日は青空が広がり、前日のような風もなく、過ごしやすい1日となった鈴鹿サーキット。計時システムのトラブルにより、ウォームアップの開始が40分ディレイとなり、15時20分に警察車両先導によるパレードラップ後、300qレースのスタートが切られる。
KEIHIN REAL RACINGのスタートドライバーを担当するのは小暮。小暮は、オープニングラップの2コーナーで前車に詰まり、行き場を失い後ろの1台にパスされるも、その後は4番手を守ってラップを重ねていく。後方では団子状態の混戦が続いていたが、淡々と3番手を追いかけていく展開に。そんな中、14周目にスピン車両がコース上に停止したためセーフティーカーが導入される。500クラスと300クラスの隊列が整理され、19周目に再スタートとなり、この周の終わりにKEIHIN NSX-GTはピットインを行ない、ドライバー交代、タイヤ交換、給油を迅速に済ませて塚越選手がコースに復帰する。塚越選手はすぐに1台にパスされるも、気を緩めることなくプッシュし、数周後にはそのマシンを抜き返す。さらにその後、1台をパスし、その勢いは止まらず4番手までポジションを上げる。さらに前を狙って走行していく塚越選手だったが、残りが15周程になったところで、KEIHIN NSX-GTにライバルのマシンとの接触によるドライブスルーペナルティが課される。このペナルティーを消化すると、ポジションは12番手となってしまったが、この後もプッシュし続け、1つポジションを回復し、11番手でチェッカーを受けた。残念ながら2戦連続のノーポイントとなり、中盤戦に突入する次戦のタイ大会での雪辱を誓う。

小暮卓史のコメント

予選は自分の担当したQ1をうまくまとめられずなんとか通過できましたが、みんなにヒヤヒヤさせてしまい申し訳ないことをしてしまいました。自分としても不完全燃焼で本当に悔しいQ1でしたが、塚越選手のQ2で3番手に入ったのは嬉しかったし、決勝に期待が持てました。その決勝では、ベストを尽くして走りましたが、最後のペナルティーについては理不尽な内容で、あれでペナルティーになるならレースは出来ないレベルに感じています。悔しい結果に終わってしまいましたが、次戦のタイレースはある意味チームのホームレースとも呼べる場所なので、良いレースをして優勝を目指したいと思います。今回もサポートしてくれたチームスタッフ、スポンサー、関係者に心から感謝しています。次戦もよろしくお願い致します。

※ 次回のレースは6月30日・7月1日のタイラウンドです。