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2018 SUPER GT 第4戦 チャン・インターナショナル・サーキット

開幕戦でのポールトゥウィン後、第2戦、第3戦とノーポイントに終わり、ここが勝負どころとなるKEIHIN REAL RACING。前半戦の締めくくりとなる第4戦はSUPER GT唯一の海外ラウンドとなるタイラウンドで、スタンドを埋め尽くすほどのKEIHINの大応援団の熱い声援のもと、なにがなんでも上位フィニッシュをして、できるだけ多くのポイントを獲得したい。

午後から雨の予報が出されていたが、予選の前に行なわれた公式練習は、青空の下、ドライコンディションで行なわれた。午後になり、公式予選の開始時刻が近づくにつれて上空を黒い雲が覆い、雨が降りコンディションは一変することに。予選Q1は、雨はあがったものの路面はウエットコンディションで、この後の状況がどう変化していくか予想をしながらアタックを行なっていかなければならない難しい予選となった。
Q1を担当した小暮は、ウエットタイヤでコースインするが、コースコンディションを確認したうえで、ピットに戻りドライタイヤに交換。ハーフウエットの神経を使うコンディションの中、アタックをしていく。アタックラップの後半セクションで前車に少し引っかかりながらも3番手タイムをマークし、Q2進出を決めた。
続くQ2を担当した塚越選手は、残り約5分となった時点で1分23秒458のコースレコードタイムでトップに立つが、最後の最後にトップタイムを塗り替えられ、惜しくも2番手。決勝レースはフロントローからという絶好のポジションからのスタートとなった。

青空が広がった決勝日。この日は雨が落ちることもなく、好天に恵まれて暑い一日となった。現地時間15時ちょうどに66周の決勝レースはスタート。KEIHIN REAL RACINGのスタートドライバーを務める小暮は2番グリッドからスタートを切るが、オープニングラップで後ろのマシンにパスされ、3番手に。ペースが上がらない苦しい状況の中、我慢の走行となりながらも、なんとかポジションを守りながら周回を続けていくが、タイヤの状況は想像以上に厳しくなっていき、10周を過ぎる頃から後続のマシンに次々とプッシュされ、少しずつポジションを落としていくことに。20周を過ぎた頃には10番手を走行、その後の25周目にピットインを行ない、タイヤ交換と給油、そして、塚越選手にドライバー交代を行なう。14番手でコースに戻った塚越選手は、少しずつポジションを回復していき、35周目には10番手に。安定したペースで着々と周回を重ねていき、残り周回が10周となった頃、9番手を走行。数周後、もう1つポジションを上げて8番手に、さらに最終ラップでアクシデントが発生したマシンがあり、7位でチェッカーを受けた。この結果、ドライバーズポイントを4ポイント追加し、ランキング7位で後半戦に臨むことになった。

小暮卓史のコメント

公式練習からマシンセッティングを大幅に変更したことによって、予選では良い結果を得ることができました。決勝は、かなりストレスが溜まる展開となってしまい、少ない周回でしたが、いつも以上に神経も体力も使うものでした。状況はどうあれ、自分のパートでチームにより良い貢献が出来ずに本当に悔しいです。そんな中でもポイントを獲得することができたのは、チームのピットタイミング、タイヤの選択がよく、塚越選手が頑張ったおかげだと思います。次戦富士ではウエイトは重いものの、選手権ポイントもまだ十分にチャンスもありますし、良いレースをしたいと思います。
今回もサポートしてくれたチームスタッフ、関係者のみなさまに心から感謝しています。

※ 次回のレースは8月4日・5日の富士ラウンドです。