富士スピードウェイでゴールデンウィークに開催される第2戦。予選日は風が冷たく気温は低いものの晴天に恵まれた。まずは公式予選Q1のA組で元嶋選手がアタック。元嶋選手はトップのマシンと僅差のタイムで3番手を獲得し、小暮に繋ぐ。その小暮はQ2で8番手、コースコンディションに合わせ切ることができなかったものの、マシンのフィーリングに手ごたえを感じ、決勝に期待が膨らんだ。
決勝日も爽やかな快晴のなか、14時30分に100周の決勝レースがスタート。今回は450kmのレースで3スティントを予定し、まずは元嶋選手がステアリングを握る。元嶋選手はスタートして1台にパスされたが、すぐに攻めに転じて積極的な走りを見せる。1回目のピットは2本のみタイヤ交換を行ない、ドライバーはそのまま元嶋選手がコースに戻る。元嶋選手の粘り強い走りと作戦もうまくいき、順調にポジションを上げていたが、クラッシュ車両が発生したためにセーフティーカーが導入され、そのまま赤旗中断となる。マシンの回収と壊れたガードレールの修復を終え、レースは再開されたが、今度はホームストレートで500クラスのマシンの大クラッシュで再度赤旗となる。小暮はまもなく交代のタイミングで準備万端だったが、赤旗が長時間となり、セーフティーカー先導のままレースが終了することになり、そのまま5位フィニッシュとなった。なお、レースの短縮により、シリーズポイントは当初の半分となった。