後半戦に突入した2022シーズン。第5戦は鈴鹿サーキットで開催される。この大会も通常より長い450kmレースで給油のための2回のピットインが義務付けられている。
蒸し暑い1日となった予選日。公式予選Q1を担当した元嶋選手はB組で出走し、5番手タイムでQ2へ進出を決める。そのQ2を担当した小暮は前回の鈴鹿でのミスを繰り返さないように気をつけながらアタックを行ない、全体をまとめて3番手を獲得。セカンドローからのスタートとなった。
決勝日も曇は出ているものの暑い1日となった。450kmレースの決め手はタイヤマネージメントだということを肝に銘じて、いよいよ決勝スタートを迎える。第1、第2スティントを担当した元嶋選手は、上手くタイヤマネージメントをしながら周回をしていく。1回目のピットインではタイヤ4本交換を行なったが、2回目はピットイン直前に他車と接触する場面もあったが、2本交換で無事にコースに戻る。そして3回目のピットインの際に小暮にドライバー交代を行なう。ピットアウト後にセーフティーカーが導入され、タイヤのウォームアップを慎重に行ない、レースが再開されると集団でのバトルが展開される。小暮はチャンスが訪れた時に前に出ようと抜きにかかるがマシン同士が接触して抜くには至らず我慢の周回が続く。しかも、この接触でホイールリムにダメージを負ってしまい、徐々にタイヤの空気が抜けていき、残り10周となったあたりでいよいよタイヤがバーストしてしまう。結果は17番手、マシンの速さが見せられていただけに悔しい結果となった。