2023シーズンも岡山国際サーキットで幕が開けるSUPER GT。小暮は昨年同様に元嶋佑弥選手とコンビを組み、88号車をドライブする。
予選日は生憎の雨となる。まずは公式予選Q1がスタート。雨量が多い難しいコンディションの中、Q1を担当する元嶋選手が7番手タイムでQ2進出を果たす。小暮が担当するQ2がスタートする頃には雨は弱まり、タイヤ選択に迷うところだったがソフトタイヤを選択してコースインすることに。ところが、想像以上にコースコンディションが回復していたため、タイヤがつらくなりタイムアップが厳しい状況になってしまう。それでも4番手タイムで予選を終え、決勝レースに期待が膨らんだ。
決勝日。朝は晴天となった岡山国際サーキットだったが、決勝レースが始まる頃には上空を雲が覆いだす。スタートを担当したのは元嶋選手。序盤のペースは悪くなかったが、なかなか抜くには至らず我慢の展開になる。スタート後パラパラと降り出した雨は11周を過ぎる頃には本降りに。元嶋選手はピットに戻り、ウエットタイヤに交換しコースへ。すると今度は雨が止みコースコンディションは乾いていく方向になる。なんとか持ちこたえて35周目にピットインを行ない小暮にドライバーチェンジをする。早めにドライタイヤに交換し、チャンスを伺いながら周回していく小暮は、周回を重ねるごとにペースを上げていく。ポジションも着々と上げていき9番手を争っていたが、47周目に他車と接触してレースを終えてしまう。さらに上位が見えていただけに悔しい結末となった。