2023シーズンの最終戦。予選日は濃霧に包まれたが、その後回復し気温も上昇。公式予選はドライコンディションでスタートした。JLOCはA組で元嶋選手がアタック、見事トップタイムで通過を決める。Q2では小暮がアタック、ミスのない走りで結果は2番手。フロントローを獲得した。
決勝はいつも通り元嶋選手がスタートドライバーを務める。スタートをうまくこなした元嶋選手は前半戦が終わる頃に5コーナーでトップを走行していた2号車をパスし、トップに躍り出る。その後も元嶋選手は良いペースで周回し、後方とのマージンを築いていく。レースの真ん中で予定通りのピットインを行ない、タイヤはリア2本交換で小暮にドライバー交代してコースに戻る。すぐに2番手を走行していた車両とバトルとなるが、なんとかポジションキープをして、マージンを築いていく。しかし、この後、ピットインを行なっていない車両に引っ掛かり、またしても2番手の車両に並ばれてしまうが、ここも順位をキープしてトップを守る。その後も大粒の雨が降ってくるなど残りの10周が長く感じる展開だったが、歓喜のトップチェッカー。小暮にとっては嬉しいGT300での初優勝となった。