岡山国際サーキットで開催されるSUPER GTの開幕戦。小暮は昨年同様に元嶋佑弥選手とコンビを組み、88号車をドライブする。
予選日は気温が30℃に迫る季節外れの暑さとなった。今シーズンは予選方式が変更になり、Q1とQ2の2人のドライバーのタイムを合算したタイムで決勝レースのスターティンググリッドを決定する。なお、予選と決勝のスタートを同一セットのタイヤで走行しなければならない。
まずはQ1のアタックを小暮が担当する。予選直前にセッティング変更を行なった内容が裏目に出て、シビアなマシンコントロールを要求されることに。満足のいくアタックはできなかったがそれでも4番手となった。Q2を担当した元嶋選手は11番手タイムをマーク、トータルの結果は10番手となった。
決勝日も快晴に恵まれ、この日も路面温度は40℃に迫り初夏を思わせるコンディションとなった。スタートドライバーを担当した元嶋選手は順調に周回をこなしていくが、前のマシンに詰まり気味になりながら後ろからもプレッシャーをかけられ、緊迫した状況が続く。30周目にピットインを行ない、リアタイヤ2本交換の作戦を選択し、小暮にドライバー交代をしてコースに戻る。小暮は路面温度が高いこともあり、タイヤの温まりが早く、ペースを上げて周回を重ねていく。ピットアウトしてくるマシンに前に入られることでポジションを上げられず苦しい展開が続く上、レース後半はリアタイヤの消耗でペースを維持することが難しく、気を抜けない状況の中なんとか8位でチェッカーを受けた。