九州唯一の大会となる第7戦。前戦に続いて、土曜に大雨の予報が出されるオートポリスだったが、その予報は的中し、朝から大雨と霧に見舞われる。そのため、土曜に行なわれる予定だった走行はすべてキャンセルとなり、日曜の朝に公式予選が30分間の計時方式で行なわれることに。コースはウエット路面で気温も低めでコンディションの改善が期待できないまま、小暮がマークした1分50秒475で15番手となった。
決勝レースは冷たい風が吹くなか、3時間の時間制でスタートを切る。元嶋選手がスタートドライバーを務め、懸命に前との差を詰めていき、少しずつ順位を上げていく。1回目のピットインを行ない、ドライバーは元嶋選手のままでさらに追い上げを見せる。このレース3度目となるセーフティーカーが入る寸前の絶妙なタイミングで2回目のピットインを済ませていた小暮は、ここで実質のトップに立つことに。その後はトップを快走、2番手のマシンが差を詰めてきてもトップを守り切り、第2戦富士以来の2勝目を予選15位からの大逆転で達成した。この結果、ドライバーランキングも3位に浮上、タイトル争いにも注目が集まるなか、終盤戦に突入することになった。