今シーズンのSUPER GTも残り2戦。タイトル争いも終盤を迎え、より激しさが増すなか、前戦オートポリス大会では今年2勝目を勝ち取った。今大会もできるだけ多くのポイントを持ち帰り、最終戦となる鈴鹿大会に備えたいところ。
予選日は朝から雨に見舞われ、公式練習では赤旗が6回も提示される荒れた内容ながら、走行を終え、公式予選の時間を迎える。Q1を担当した元嶋選手は21番手タイムで、小暮が担当するQ2グループ2を迎える。小暮は3番手タイムとなったが、合算タイムでは17位となり、後方から挽回のレースが期待される。一夜明けて決勝日は晴天に恵まれ、午後1時に決勝レースはスタートを切る。スタート担当した元嶋選手が序盤から猛烈なペースで追い上げを見せ、わずか10周で6番手までポジションアップ。小暮に交代してからもトップグループに急接近し、30周を過ぎるとそのバトルが激化。34周目にはトップを走るマシンを小暮が捕らえ、ついにトップに浮上。その後も、独走状態で2番手に20秒近い差をつけてチェッカーを受け、昨年のもてぎ大会に続く優勝を飾った。なお、前戦オートポリスからの連勝で今季3勝目となり、チャンピオン争いからも目が離せない展開となった。