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2013 SUPER FORMULA 第1戦 鈴鹿サーキット

新生スーパーフォーミュラシリーズとしてついに幕を切った2013シーズン。開幕戦はモータースポーツのメッカと言える鈴鹿サーキットでシリーズ最長の300kmでのバトルとなる。小暮にとってはフォーミュラ・ニッポンから数えて11年目の参戦となり、悲願のチャンピオン獲得に向けて、手強いライバルたちと鎬を削る攻防を繰り広げていく。開幕前の鈴鹿テストでは驚異的なタイムを連発し、好調ぶりをアピールしている。

予選前の1時間に渡るフリー走行では5番手タイムを記録、そしていよいよノックアウト予選の開始時刻を迎える。ノックアウト方式の予選は、全19台のマシン中、Q1(20分間)で記録したタイムの上位14台がQ2へ、さらにQ2(7分間)では上位8台がQ3へ進出することができ、最終のQ3(7分間)で決勝グリッドが決定する方式。
まずはQ1をトップタイムで通過した小暮は、マシンに手ごたえを感じながらQ2へ。ここでは14台の争いとなり、コースオープン直後から一斉にアタック合戦が開始。タイヤの温めに苦労しながらも7番手タイムでQ3へ進出を決める。そのQ3では、残り5分を切った時点でコースインしアタックを開始。S字コーナーで挙動を乱す小さなタイムロスはあったものの、1周をうまくまとめて2番手タイムを記録し、決勝レースはフロントローからのスタートとなった。

決勝日は朝から曇空ではあったが気温は少しずつ上昇、「Enjoy Honda SUZUKA 2013」も併催されるということもあり、29,000人のファンで鈴鹿サーキットは賑わいを見せた。
2年ぶりのフロントローからスタートした小暮は、少し出遅れたがポジションはキープして、オープニングラップを終える。一気にペースを上げ、直後のメインストレートから1コーナーでトップの40号車をオーバーテイク。レース序盤から積極的な走りを見せ、トップに立つ。そのまま小暮は2番手以下より1秒以上速いタイムで周回を重ねていき、着々と差を広げながら突き進んでいく。21周目にピットイン、長めの燃料補給を行いコースに復帰。27周目には入れ替わりにトップを走っていた40号車がピットイン。作業終了後、小暮の前に入ったが、すぐさまトップに返り咲くことに成功。そのままチェッカーを目指し、ひた走っていくことになると思われたが、レースが残り3周となったところで、小暮のマシンに電気系のトラブルが発生。この影響で2番手との差が一気に縮まり、抵抗する術もなくパスを許すことに。それでもポジションを守り切ろうと必死の走りで前に食らいついていったが、チェッカー直前のシケインで20号車にもパスされ、3番手。さらにその後ろのマシンが迫ってきたが、それは何とかしのぎ、3位でチェッカーを受けた。約2年ぶりの表彰台獲得となったが、トップチェッカーが目の前に見えていただけに悔しい開幕戦となった。

小暮卓史のコメント

ポールポジションを確信して臨んだ予選でしたが、あと一歩のところで逃してしまい悔しい思いをし、決勝では優勝が目の前に見えていましたが、これもあと一歩のところで成し遂げることができず悔しいです。しかし、この開幕戦で自分たちのチームは速さを取戻し、トップ争いができる力を備えていると証明できたことは、自分にとってもチームにとっても大きな自信になりました。この悔しさを糧にして、また次の一戦をチームと一つになり、戦っていきたいと思います。Enjoy Hondaの開催もあり、本当にたくさんの応援をいただきました。ありがとうございました。次戦もよろしくお願いします。

※次回のレースは 6月1日・2日のオートポリスラウンドです。
 ご声援宜しくお願いします。