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2013 SUPER FORMULA 第7戦 鈴鹿サーキット

4月に鈴鹿で開幕を迎えたスーパーフォーミュラも、舞台を再び鈴鹿に戻して最終戦を迎える。速さを見せつけた前戦菅生ラウンドで悔しい思いをした小暮は、最終戦の2レースで今度こそ勝利を掴みに行く。来季から“SF14”が投入されることになり、2009年から使用してきたマシン“SF13”の締めくくりのレースともあり、チームと共に最終戦を絶好のかたちで締めくくりたい。

週末にかけて天候が崩れていく予報だったが、雲は広がっていたもののドライコンディションでの予選となった。今大会もノックアウト方式の予選が採用されるが、2レース制のルールでQ1の結果がRace1のグリッドに、Q3までの総合結果でRace2のグリッドが決定することになる。まずは20分間のQ1で3番手タイムをマークしQ2進出を決め、そのQ2ではトップタイムを叩き出し、いよいよQ3を迎える。8台で僅差のタイム合戦を繰り広げる中、小暮は3番手タイムを記録し、予選を終える。よってRace1、Race2ともに3番グリッドからのスタートとなった。

予報通り朝から雨となり、ウエットコンディションでのスタートとなったRace1 。3番グリッドからスタートした小暮は絶好のスタートを決め、2番手に。水しぶきで視界が非常に悪い厳しい状況の中、シケインでトップのマシンがコースオフ、小暮は前に出ることに成功しトップに立つ。ところが、後ろを引き離しにかかったヘアピンの立ち上がりで突然失速、2番手のマシンに先を行かれてしまう。燃料系のトラブルが発生しており、そのままスロー走行でピットに戻ることになりトラブルに泣くRace1となった。

Race2がスタートする頃には、雨は上がりコース上はハーフウエットのコンディションでレインタイヤでのスタートとなる。28周回で行なわれるRace2は1回のタイヤ交換が義務付けられている。今回も好スタートを決め2番手を奪った小暮は、一気に路面が乾いていったため、3周を終えたところでピットインしスリックタイヤに交換。前を追いかけ、順調に周回を重ねていく。20周目を迎える頃、再び雨が落ち始め、徐々に雨が強くなっていったためにコース上では次々に波乱が起こる。まずはトップを走っていたマシンにトラブルが起こり、コースアウトし脱落。次に、タイヤ交換を引っ張っていたマシンがピットインをしたため3番手に。さらには前のマシンがシケインでオーバーラン、一度は抜き返されるもさらにオーバーランし2番手を奪い返す。そのままファイナルラップを走り切り開幕戦以来の表彰台となる2位を獲得した。

小暮卓史のコメント

まずは1年間、レース活動を支えていただいたHondaをはじめ関係各社様に御礼を申し上げたいと思います。今シーズンは勝てるレースを何度もものにすることができない歯がゆさと悔しさでいっぱいのものとなってしまいました。流れを取り戻すきっかけを掴みきれず、応援していただいている方々には本当に申し訳ない気持ちです。最後に表彰台を獲得することはできましたが、自分本来の走りはまだまだで不完全燃焼であることは確かです。来シーズンに繋げられる収穫はたくさんあったシーズンだったので、それを活かして積極的な自分らしい走りをしていけるよう準備をしていきます。そして、もっともっと高いレベルの速さを突き詰めていき、結果を残していけるよう全力で頑張りたいと思います。

※次回のレースは11月23日・24日のFUJI SPRINT CUPです。
 ご声援宜しくお願いします。