第2戦に引き続き富士スピードウェイでの開催となる第3戦。前戦は2レース制で行なわれたが、今回は通常の250kmレースとなり、ピットインのタイミングが鍵を握ると予想される。ここ2戦をマシントラブルで終えている小暮にとって、悔しさを募らせる結果となっており、これを一気に爆発させる走りで、流れを呼び込みたいところ。
前日に台風が過ぎ去った影響もあり、真夏日となった富士スピードウェイ。午前中の1時間のフリー走行を16番手タイムと今回も理想のマシンへの道が険しい状況の小暮だが、予定通り予選開始時刻の14時45分を迎える。
今回もノックアウト方式での予選となり、全19台のマシン中、Q1(20分間)で記録したタイムの上位14台がQ2へ、さらにQ2(7分間)では上位8台がQ3へ進出することができる。
小暮はQ1開始早々にコースインし、中古タイヤでマシンや路面の状況を確認しながら、アタックのタイミングを図っていたが、7分経過頃に他車がコースアウトをして赤旗中断となる。再開後、コースインのタイミングを誤ったかたちで、残り時間が少ない状況となり、慌ててニュータイヤでのアタックを試みるが16番手タイムに留まってしまい、Q2進出はならなかった。
朝から薄曇りで、不安定な天候が予想される決勝日。フリー走行をドライコンディションで終えたものの、昼過ぎには雨が落ち始め、一旦はウエットコンディションに。その後、雨は止みコースはドライに転じ、スリックタイヤでのレーススタートを切る。小暮は思ったようにスタートを決められなかったものの、オープニングラップを終えると2つポジションアップをして14番手を走行。ペースを上げながら、前のマシンを追いかけていく。安定したペースで周回を続け、21周目にいち早くピットインをしてタイヤ交換と給油を行なう。その際にタイヤ交換に手間取り、約30秒のロスをしてしまうことに。それでも巻き返しを図るべく攻めた走りを見せ23周目には自己ベストタイムを記録。ここからさらにペースを上げてチェッカーを目指していきたいところだったが、35周目に突然エンジンに異常が発生し、コースサイドにマシンを停める。なんとかピットまでマシンを戻すも、ここでリタイアとなった。
いまだ完走すらできない状況に、言葉にならない気持ちが込み上げてきます。レースを重ねるごとにマシンの理解度は深まってきてはいますが、結果として残らないこの3戦に歯痒さを感じています。これはチームも応援していただいているみなさんも同じ気持ちであると思いますので、一刻も早い原因解明と対策をしていかなければならないと思います。残るレース数が少なくなってきますが、絶対に巻き返しをすると心に誓い、チームと今後も全力で取り組んでいきます。このレースもたくさんの応援をいただき、本当にありがとうございました。次戦もよろしくお願いします。
※次回のレースは 8月23日・24日のツインリンクもてぎです。
ご声援宜しくお願いします。