開幕戦をトラブルにより7周で終えたDRAGO CORSEだが、開幕前のテストで好調だったここ岡山では、なんとか上位フィニッシュを目指したいところ。岡山国際サーキットでのスーパーフォーミュラの開催は7年ぶりということで、注目が集まる中、小暮はこのテクニカルコースで速さにこだわった走りをお見せすべく、チームと協力し全力で臨む。
予選日は薄い雲に覆われた1日となった岡山国際サーキット。予選前のフリー走行で8番手タイムをマークし、まずまずの手応えを掴んだ小暮は、いよいよ公式予選を迎える。今回もノックアウト予選で決勝のグリッドが争われ、全19台のマシン中、Q1(20分間)で記録したタイムの上位14台がQ2へ、さらにQ2(7分間)では上位8台がQ3へ進出することができ、最終のQ3(7分間)で決勝グリッドが決定することになる。
まずはQ1。開始後すぐにコースインし、マシンのフィーリングを確認し、一旦ピットに戻り、セッティングのアジャストを施したのち、残り時間が約7分となったところで再びコースインをする。アタックのタイムは1分13秒750の13番手でQ2への進出を決める。そのQ2では、赤旗が掲示される難しいセッションとなり、残り時間2分30秒で上位8台の椅子を争ったが、小暮はQ1のタイムを更新する1分13秒670のタイムをマークしたものの9番手で、Q3進出にはあと1歩及ばず、ここで予選を終えた。
翌日の決勝日は、青空に恵まれ、午後からは気温と路面温度が急激に上がるコンディションとなった。15時に68周回のレースがスタート。オープニングラップで1つポジションを上げ8番手でホームストレートに戻ってきた小暮は、5周目には自己のベストタイムをマーク、早々にペースを上げながら周回を重ねていく。18周目にはトラブル車両が発生し7番手に。コースレイアウト上、なかなかオーバーテイクは叶わないものの前にプレッシャーを与えながら走行し、チャンスをうかがいながらレースを進めていく。そんな矢先、マシンにトラブルが発生し、思うようにマシンをコントロールできない状況に。そのままスローダウンを繰り返し、34周目に止む無くピットイン。給油とタイヤ交換を行ないコースに戻ったものの、症状は改善されず再びピットに戻り、そのままリタイアとなった。
2戦連続のマシントラブルによるリタイアとなってしまったが、マシンのレベルは増々向上していて、約2ヶ月先に予定されている富士スピードウェイで行なわれる第3戦に期待したい。