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2015 SUPER FORMULA 第6戦 スポーツランドSUGO

移籍して迎えた初シーズンということもあり、苦戦の様相を呈する小暮の2015シーズンだが、レースを消化するに比例して徐々に上向きな結果を残しつつある。チームとしても、結果にまだ表れていない部分でも大きな進化を遂げていて、あとは結果を刻んでいくのみ。小暮もチームも何とか突破口を切り開いて、まずは予選でのQ3進出、そして上位グリッドからレースを戦いたいという思いで、小暮の得意とする菅生でのレースに臨む。

青空が広がり気持ちのいい1日となった予選日。午前中に1時間で設定されたフリー走行をトップタイムで終え、予選への期待がより一層高まる中、予選開始の13時45分を迎える。
SUPER FORMULAの予選はノックアウト方式で行なわれ、Q1の上位14台がQ2へ、Q2の上位8台がQ3へ進出し、Q3で最終グリッドが決まる。
20分間で行なわれたQ1は前半に2度の赤旗が提示される荒れた展開となる中、小暮はトップと僅か0.008秒差の1分05秒645をマークし2番手でQ2へ駒を進める。続くQ2でも順調にアタックをして、今度もトップとは僅か0.071秒差の3番手タイムで今シーズン初となるQ3進出を果たす。そのQ3では、最終的にコンマ5秒の中に全8台が入る大接戦となったが、早くコースインしたことで、アタックのタイミングを外してしまう格好となり、自己ベストタイムを更新することができず8番手で予選を終えた。

前日に続きさわやかな秋晴れとなった決勝日。この日のフリー走行でもトップタイムをマークした小暮は、マシンの仕上がりのよさをアピールし、いよいよ決勝レースを迎える。68周回のスタートをうまく決めたいところだったが、中段グループに呑み込まれていき一気に14番手に後退、いきなり厳しい序盤となる。速いラップタイムを刻んで走行していくも、抜きにくいコースレイアウトということもあり、なかなか前のマシンをパスすることができない中、21周目に早めのピットストップを行なって、前を開ける作戦を選択。それでもポジションを上げるには苦しい展開が続くが、中盤以降になるとピットストップを引き延ばしていたマシンがピットインを行なったため、少しずつ順位を上げてレース終盤に入る頃には12番手を走行する。最後まで前のマシンに食らいついてプッシュを続けていた小暮は最終周の1コーナーで前のマシンの攻略に成功し、11番手に。その周にチェッカーとなり11位で第6戦を終えた。

小暮卓史のコメント

ポールポジションを狙っていた予選だったので、その分の悔しさも残りますが、久々のQ3でのアタックで気合いが入りました。エンジニアをはじめチームの頑張りのおかげで、マシンが全体的に向上した結果が表れてきたと思います。レースに関してはスタートがすべてでした。このサーキットでは特に言えることですが、やはり前を抜くことがとても難しい状況で、最後までプッシュしましたが、この順位が精一杯でした。
レースの結果は残念なものとなりましたが、これまでにない良い流れになってきたと感じているので、最終戦では有終の美を飾れるように、しっかりと準備をして最高の状態で レースに挑もうと思います。今回も多くのご声援をありがとうございました。

※次回のレースは 11月7日・8日の鈴鹿ラウンドです。
 ご声援宜しくお願いします。