SUPER GTに続いて、こちらも開幕を迎えた全日本スーパーフォーミュラ選手権。小暮はDRAGO CORSEでの2年目のシーズンとなり、昨年同様の体制で自身14年目のシーズンを迎えることに。昨年は、最終戦の2レースをポイント獲得で締めくくり、今シーズンもその勢いで優勝を目指して戦っていく。実力者が揃うこのカテゴリーは、ライバルたちも手強く、100分の1秒にしのぎを削る戦いが毎戦展開され、今年はタイヤ供給がヨコハマタイヤにシフトされるなど注目度の高い開幕戦となる。
予選日は曇りの天候ながら、時々青空も見える絶好のコンディションに恵まれ、最速の座をかけて、いよいよQ1がスタートする。スーパーフォーミュラは全戦ノックアウト方式の予選が行なわれ、全19台のマシン中、Q1(20分間)で記録したタイムの上位14台がQ2へ、さらにQ2(7分間)では上位8台がQ3へ進出することができ、最終のQ3(7分間)で決勝グリッドが決定する。
Q1のスタートとともに小暮はコースイン。順調にアタックを行なっていたが、残り時間2分を切った頃に赤旗が提示され、残り時間3分での1周のバトルが展開されることに。思惑違いとはなったが小暮は2番手タイムをマークしQ2に進出した。7分間で行なわれるQ2でも終盤に赤旗が提示され、ここでも残り時間3分の争いとなったが、5番手タイムでQ3へ駒を進めた。最終セッションとなるQ3でもマシンを上手くコントロールしながらアタックをして、1分38秒179をマークし、6番グリッドを獲得した。
決勝日も晴天となり、2&4レースということもあり朝から多くのモータースポーツファンが鈴鹿サーキットに詰めかけた。その大勢の観客が見守る中、3番手タイムでフリー走行を終え、準備は万端。15時15分にいよいよ43周回のレースがスタート。小暮はスタートを決め、1台パスして5番手でコントロールラインを通過する。7周目に前のマシンがペナルティ受けたことにより4番手に。このポジションで序盤を展開していくことになったが、小暮は42秒台の速いペースで順調に走行し、そのまま30周目のピットストップを迎える。ピットでは給油のみを行ない、ピットアウト。8番手でコースに復帰となったが、全車のピットストップが終わると再び4番手に。終始安定したペースでレースを展開したものの、前の3台も目まぐるしい速さで、追いつくことは叶わず、表彰台まであと1歩届かず4位でチェッカーを受けた。
小暮は大事な初戦をDRAGO CORSEでの最高位となる4位入賞し、5ポイントを獲得し第2戦に臨むことになった。