開幕戦から1ヶ月が経過し、第2戦を迎えたSUPER FORMULA。第2戦の舞台となる岡山国際サーキットでも、開幕戦の4位入賞を弾みに表彰台を目標にチームと共に全力で臨む。鈴鹿サーキットで行なわれた開幕戦ではHonda勢の好調さが目立ち、小暮が目標としている予選でのポールポジションも、あと1歩で手が届くところまで来ていると感じるが、ライバルたちもかなり手強く、今大会も熾烈なバトルが展開されると予想される。
朝から岡山の空を雲が覆った予選日。前日の専有走行では7番手、予選前のフリー走行では3番手と予選に向けての確認メニューを着々と終え、第2戦の予選開始を迎える。
まずはQ1がスタート。小暮はすぐに中古タイヤでコースインをして、マシンの確認をしたのち、ピットに戻り新品タイヤに交換。再びコースインをしてアタックをする。タイムは1分15秒489で16番手。大方の予想を大きく外す順位となってしまい、Q2に進出することはできなかった。Q2に進出した14台は、すべて1秒以内に名を連ね、今大会も僅差の予選が展開された。
なお、予選セッション終了後、小暮のベストラップ中に黄旗区間の走行があったとして、このタイムが抹消され、セカンドベストである1分15秒681のタイムが採用となり、順位を下げ、19番グリッドから決勝レースに臨むことになった。
雨の予報となった決勝日。この日の朝も空を雲が覆い、ほぼ前日と同じようなコンディションの中、30分間のフリー走行が行なわれた。小暮は9番手タイムで最終確認を終え、決勝に臨むことになったが、徐々に雨が落ち出し、一時は小康状態になったものの、レースのスタート進行が始まると、雨脚は一気に強くなる。その後、本格的な雨となっていったため、レースはセーフティーカーランでスタートを切ることに。セーフティーカーを先頭に隊列での走行が続くが、雨は一向に止む気配はなく、視界も非常に悪い厳しいコンディションでの周回を強いられる。3周目が終わる頃、給油のためにピットインをするマシンが現れ出し、小暮も4周目が終わる時にピットイン。給油のみを行ない、15番手で再びコースに戻る。
6周目に入ると、コース上にストップしてしまうアクシデントが発生したマシンがあり、そのマシンの回収が進められる。その間にも、雨脚はますます強くなっていく一方で、8周目が終わったところで赤旗が提示され、レースは中断となる。天候の回復を待つことになったが、回復の見込みがないため再開することを断念し、ここでレースは終了となった。
なお、周回数がレース距離の75%に到達していないため、入賞者には選手権ポイントの半分が与えられることとなった。小暮は15位となり、今大会の獲得ポイントはなかったが、シリーズランキングは6位で次戦に臨むことになった。