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2016 SUPER FORMULA 第4戦 ツインリンクもてぎ

早くも折り返し地点を迎えたSUPER FORMULA。第4戦は小暮の地元にも近い栃木県にあるツインリンクもてぎで開催される。小暮は2戦続けてノーポイントとなったが、ここまで優勝者が毎戦異なる接戦となっていて、ポイントも分散しているので、まだまだ上位に食い込んでいく余地はあり、後半戦に向けての巻き返しを期待したい。
今大会は夏休み中の2輪と併催の2&4レースでEnjoy Hondaも同時開催される中、今後の行方を占う注目の一戦ともあり、多くの観客で賑わいを見せた。

台風の影響で荒れた天候の予選日だったが、台風が過ぎた後は一気に天候は回復し、公式予選はドライコンディションで行なわれた。今大会は新しい試みとして、ソフトタイヤが供給され、予選、決勝を通じてミディアムタイヤとの使い分けに注目が集まった。
朝のフリー走行はウエットコンディションでの走行だったため、Q1は全車ミディアムの新品スリックタイヤを装着してコースインし、マシンの確認を行なった。一旦、ピットに戻り、ここでソフトタイヤを装着し、残り7分間でアタックを試みようと、小暮は再びコースインをする。同じタイミングで多くのマシンがコースインをしたことによって大渋滞が発生し、アタックをするための間隔調整でペースを落とすマシンがあり、状況は悪化する。その渋滞の最後尾を走っていた小暮は、90度コーナーの立ち上がりで、すでにアタックに入っていた後続車に追突され、マシンにダメージを負ってしまう。その周にピットインをして、マシンをチェックするが、そのまま予選を続行することは難しいと判断され、ここで予選を終えてしまった。これからというところでの不運なアクシデントで、マシンの速さは確信していただけに、残念な結果となった。

前日とは一転、朝から青空が広がった決勝日。気温33℃、日差しが強く、蒸し暑い1日となった。今回のレースではミディアムとソフトの両スペックのタイヤを装着しなければならない規則で、どちらのタイヤを装着してスタートするか注目が集まったが、小暮はソフトタイヤを選択し、52周のスタートを切った。
オープニングラップを終え、2つポジションを上げた小暮は、ソフトタイヤの優位な部分を生かして一気にペースを上げていく。2周目に1台を、さらに3周目に1台と次々にパスしていき、5周を終えると13番手に浮上。厳しい暑さの中、走りに集中して、周回を重ねていく。アクシデントがあったマシンもあって11番手を走っていた13周目にピットイン。ミディアムタイヤを装着して、15番手でコースに復帰する。各チーム、タイヤ選択でいろいろな作戦を選択し、ピットインのタイミングもそれぞれ異なる目が離せない展開だったが、レース後半は小康状態が続き、小暮も残りの約40周をミディアムタイヤでミスなく走り切り、11位でチェッカーを受けた。

小暮卓史のコメント

予選Q1でのアクシデントで走行ができなくなってしまい、この状況を受け入れるのに本当に悔しい思いでした。チームのみんなも同じ気持ちだったと思いますが、決勝で必ず巻き返そうという気持ちで、レースに臨みました。

決勝に関しては悪くない内容でしたが、やはり予選順位の重要さを思い知らされました。次戦は予選から着実に、そしてよりガンガン攻めていきたいと思います。

今回は地元群馬県太田市から応援バスツアーで多くの方々が来場してくれ、暑い中のレース観戦だったと思いますが、本当にありがとうございました。共に戦ったチームスタッフと関係者のみなさまにも感謝しています。次戦もよろしくお願い致します。

※次回のレースは 9月10日・11日の岡山ラウンドです。
 ご声援宜しくお願いします。