SUPER FORMULAは後半戦に突入し、残りは早くも3ラウンドとなった。この大会は地震の影響で中止となったオートポリスでのレースの代替として行なわれ、土曜・日曜各々予選・決勝レースを行なう2レース制で開催される。土曜は20分間の公式予選と30周の決勝レース、日曜はQ2までのノックアウト予選とタイヤ交換義務がある51周の決勝レースが予定されていて、ポイントはレース毎に通常のハーフポイントが付与される。
朝から青空が広がり、気温も30℃を超える天候となったRace1が行なわれた土曜日。この公式予選は20分間の時間制で争われた。予選が開始すると即座にコースインした小暮はアタックを始めるが、コースアウトしたマシンがあり赤旗中断となり、ピットに戻ることに。残り13分半で再開されることになり、全車によるアタック合戦となる。小暮のタイムは1分14秒672の10番手でRace1の予選を終えた。コースアウトしたマシンを除く18台が1秒以内にひしめく大混戦の予選となった。
Race1の決勝開始時刻は15時半となっていたが、ポールポジションのマシンがグリッド位置を間違えるハプニングがあり、スタートが遅れ2周減算してレースがスタート。小暮はスタートこそうまくいったものの、1コーナーでは行き場をなくすことになり1つポジションを下げて1周目を終える。懸命にプッシュを続けるもパスするには至らず28周のレースを11位という結果で終えた。
前日に続き好天に恵まれたRace2が行なわれた日曜日。Race2の予選はQ2までのノックアウト方式で争われ、20分間で行なわれるQ1の結果の上位10台がQ2(10分間)に進出できる仕組みとなっている。Q1がスタートして、小暮はすぐにコースインをしてアタックを開始。一旦ピットに戻り、再度ニュータイヤを装着し、アタックを行なうがマシンバランスが悪化し、コントロールが難しい状況で1分15秒876とタイムが伸びず18番手に留まり、Q2に進出できずに予選を終えた。
Race2の決勝はタイヤ交換義務のある51周で争われる。18番グリッドからスタートした小暮は、1周目にピットインをするマシンが相次ぎ、オープニングラップを終えた時点で12番手に。その後も序盤でピットインをするマシンがあり、少しずつ順位を上げていき、9番手を走行していたが、他車との接触でフロントウイングを破損していたためにペースを上げられず、10周目に小暮もピットイン。フロントノーズとタイヤの交換を行ない、18番手でコースに戻る。その後はパスすることが困難なサーキットということもあり、我慢の走行が続くが、上位グループよりも速いタイムでラップを続け、セーフティーカー中に再度タイヤ交換をし、さらに猛プッシュし、40周を終えた頃には15番手を走行し、残り2周というところでもう1つポジションを上げて、14位でチェッカーを受けた。